ほったらかしで楽しむ野菜の栽培
家庭菜園を始めようと思っている方で、

野菜の栽培をしてみたいけど、忙しくて野菜の手入れをする暇が無いな⋯

野菜の手入れが大変そうだな⋯
と感じている方も多いのではないでしょうか?
そんな方におすすめするのが、「ほったらかし」の野菜の栽培です。
その名の通り、一度植えてしまえばそのままほったらかしで育つ野菜です。
私は野菜作りを始めてから、現在まで下記の3カ所の貸し農園を借りてきています。
- 2020〜2022年 シェア畑
- 2022〜2024年 市民農園
- 2024年〜 マイファーム
わが家の畑でもほったらかし野菜として、ニラ・ネギ・アスパラガス、おかわかめの栽培をしています。
ほぼほったらかしで、毎年収穫ができています。
この記事では、ほったらかしで育つ野菜の特徴と、おすすめの品種、栽培のポイントをご紹介します。

家庭菜園初心者の方やベランダ栽培の方でも栽培できるので、ぜひ試してみてくださいね。
ほったらかし野菜とは
一度植えれば毎年芽を出して、何年も収穫できる「多年性野菜」や「宿根草」と呼ばれる野菜のことです。
多年生植物とは
植物によって異なりますが、複数年にわたって生存する植物のことです。
冬に地上部が枯れても地下に残った根や芽から再生するため、植え直しすることなく植えっぱなしでも毎年収穫できるので手間がかかりません。
メリット
- ほぼほったらかしにできるので、手間がかからない
- 初心者でも簡単に栽培ができる
- 毎年種の購入や苗の購入がないので、コストが安くすむ
- 植え付けの手間がいらない
- 病害虫に強い植物が多い
- 他の野菜と植えると病害虫を予防するものが多い
- 年々大きく成長する植物がある
デメリット
- 水やりと追肥が必要
植えっぱなしにできる野菜の種類
- アスパラガス
- ニラ
- ミョウガ
- ネギ
- シソ(大葉)
- パセリ
- ファンネル
- おかわかめ
- ツルムラサキ
- ワケギ
- ミツバ
- ハーブ類 など
多年生植物の一覧表
| 野菜名 | 特徴 | 栽培のポイント |
|---|---|---|
| アスパラガス | 多年草 収穫までに2〜3年かかるが、その後10年以上収穫可能 株が大きくなるにつれ、収量も増える 毎年春に新芽が出てくる | 日当たりと水はけの良い場所に深植え 初年度は収穫せず株を育てる 初期の準備に少し手間がかかりますが、後はほぼ放置できる 15〜20cmに伸びた若い芽を切り取る 夏以降は収穫を控えて株を強化する |
| ニラ | 多年草 一度植えると5年くらい収穫できる 冬は地上部が枯れるが、春になるとまた芽を出す 春から秋にかけて何度も収穫が可能 香りが強く、料理の薬味に最適 | 日当たり良好な場所で育てる 春と秋に株分けする プランターでも栽培できる 植え付け時期は、 春(3~5月)または秋(9~10月) 葉が20cm程度に育ったら、根元から2〜3cm残して収穫する |
| ミョウガ | 多年草 独特の香りで薬味に使える 花蕾を収穫する 風味豊かな香味野菜 地下茎でどんどん増える 一度植えると毎年夏に収穫できる | 半日陰の湿り気のある場所を好む 広がりやすいので囲いがあると管理しやすい 日当たりが強すぎる場所では葉が焼けることがある 日陰でも栽培できるため、庭のすみやスペースの有効活用できる 乾燥に注意し、敷き藁などで保湿する 植え付け時期は、 春(3~5月) 肥料はほぼ不要 |
| ネギ | 多年草 地域によっては一年草扱い | 水はけの良い場所に植える 分けつしたら株分けする 肥料を切らさないようにする スーパーで買ったこねぎの根元を再生利用できる |
| シソ(大葉) | 一年草 種ができて落ちると、毎年自然に発芽する | 日当たりがよく、風通し良好な場所を好む 水はけが良い場所 花が咲く前に葉を収穫する |
| パセリ | 二年草 長く収穫できる | 半日陰でも育ちやすい 花芽は摘むことで葉の収穫期間が伸びる |
| フェンネル | 多年草 香りが強く、葉・茎・種が食用できる | 日当たりがいい場所を好む 乾燥気味を好む 移植を嫌うため直まきする |
| オカワカメ | 多年草 葉に粘り気がある グリーンカーテンになる 葉、むかごを食用できる | 暑さに強く寒さに弱い 冬は球根を掘り上げて保存する 支柱を立てて誘引する |
| ツルムラサキ | 多年草 葉に粘りがある | 高温多湿を好む |
| ワケギ | 多年草 ネギとタマネギの交配種 種球を植えておくだけで毎年分球して増える 葉の部分を必要な分だけカットして使える 根元を残せば何度も再生する | 日当たりいい場所を好む 適度に肥料を与えて栽培する 株分けで毎年更新する 植え付け時期は、春(3~5月)または秋(9~11月) 密集したら間引く |
| ミツバ | 多年草 和食の香味野菜 | 半日陰の湿り気のある環境を好む 乾燥に注意する |
| ハーブ類(例:ローズマリー、タイム、ミント、オレガノ) | 多年草の種類が多い 香りや用途が豊富 ミントは繁殖力が強い オレガノは乾燥に強い | 日当たりと風通しを好むものが多い ミントは繁殖力が強いのでプランター栽培のほうが良い 植え付け時期は、春(4~6月) |
これらの中でも、毎年収穫できる植えっぱなし野菜の栽培で簡単な野菜が、「ニラ」と「ネギ」で、プランターで栽培がしやすいのが特長です。
深さ25cm以上のプランターを選び、日当たりと風通しの良い場所に置くことで、健康的に育てることができます。
ほったらかし野菜の栽培をするポイント
・土壌の準備
ほったらかしにするため、植え付けする際には堆肥や有機肥料を使ってしっかりと土壌環境を整える
水はけがよく、ある程度保湿できる土壌を作る
・場所選び
それぞれの野菜に適した場所(日当たり・半日陰・日陰など)に植え付けする
畑で栽培する際には長期間栽培する場所を占領することになるので、他の野菜の栽培の邪魔にならない場所で栽培する
・水やり
栽培している野菜に応じた水やり
・通気性
定期的に収穫して、通気性を良くする
・追肥
定期的に追肥する
・管理
定期的に雑草を除去する
必要に応じて株分けする
病害虫の予防をする
・夏の対策
気温が高いときは、遮光ネットを使用する
・冬の対策
気温が低いときは、寒冷紗やわらなどを使用する
わが家の畑の多年生野菜
ネギ
ネギは種から植えたものと、スーパーで購入したネギの株元を植えたものがあります。
畑で別の野菜の栽培をしているので、畑の両端にニラとともに植えています。
種からネギを育てたものは、発芽処理をしましたがなかなか芽がでてきませんでした。
スーパーで購入したネギの根元を植えるのが、手軽ですぐに芽が出てくるのでおすすめです。
成長するとずっと収穫できるので、最近はネギを購入することはなくなりました。
ネギはコンパニオンプランツとしても使えるので、夏野菜の株元にネギを植え付けて害虫の予防に使っています。
栽培しやすく春から夏にかけては何度も収穫できます。
ニラ
種から植え付けしましたが、ネギ同様になかなか芽がでませんでした。
スーパーで購入したニラには株元がないので、ポット苗で売っているものを購入するか、ニラを植えている方に譲ってもらうといいです。
ニラも春から夏にかけて何度も収穫できるので、購入することがなくなりました。
ただ、通気性が悪くなるとアブラムシがつくことがあるので、成長が早い時期は早めに収穫するようにしてください。

おかわかめ
シェア畑のアドバイザーさんが共同の畑で育てていたのがきっかけで、おかわかめのことを知りました。
おかわかめのむかごをいただいて、市民農園からマイファームにうつってからも保管していたむかごを植え付けして栽培をしています。
おかわかめは、葉やむかごを食べることができ、大変栄養価が高い野菜です。
葉は粘り気があり、さっと茹でて刻んだものをぽん酢を付けて食べたり、納豆に入れて食べることもできます。
ツル性の野菜なので、グリーンカーテンにもなります。
収穫が終わる頃には小さな白い花を咲かせるので、目の保養にもなります。
花が散るとやがて枯れていき葉の部分にもむかごはつきますが、土の中にある根塊を掘り起こしてネットに入れて畑の土を深く掘った所に埋めておくと翌年芽がでてきます。
掘り起こし忘れた根塊からも芽がでてくるので、そのまま置いておいてもいいのかもしれません。

おかわかめは、ほったらかしでも栽培しやすい野菜です。
おかわかめは、まだそこまで知られている野菜ではないので、なかなか手に入れることができないかもしれませんが、2024年の春くらいにホームセンターでポット苗で売っていたのを一度だけですが見かけたことがあります。
ネットでもポット苗は、販売されています。

アスパラガス
2025年、初めてアスパラガスの栽培を開始しました。今年は植え付け年なので、来年以降の収穫のために我慢の年です。
それでも4〜5月までで、3本のアスパラガスの収穫しました。

まとめ
家庭菜園を始める際、毎年種や苗を植えたり栽培中もいろいろな手間がかかるので、始めるのにちゅうちょする方がいらっしゃると思います。
「ほったらかし野菜」は、基本水やりと追肥以外は手間をかけることなく栽培ができるため、家庭菜園初心者におすすめの野菜です。
一度植えると毎年、ほぼほったらかしで芽を出してくれます。
また、畑だけでなく庭やベランダでプランター栽培できるものも多いので、手軽に家庭菜園を始めることができます。

この記事を参考に、植えっぱなしの野菜の栽培に挑戦してくださいね。
