トマトの茎の太り過ぎは異常主茎？

夏野菜といえば、トマト。

家庭菜園で夏野菜を植えている方で、トマトの栽培をしている方が多いのではないでしょうか？

トマトはある程度茎を太くしないと栄養や水分を十分に運ぶことができず生育不良になるため、花や実付きが悪くなり、病害虫への抵抗力が弱くなります。

真っ赤な美味しいトマトを収穫するためには茎を太くする必要があるのですが、太くなりすぎると花や実付きが悪くなり、収穫量が減ってしまいます。

私は野菜作りを始めてから、現在まで下記の3カ所の貸し農園を借りてきています。

今までに大玉とミニトマトの栽培をしてきており、2025年は中玉とミニトマトの栽培をしています。

これまでの栽培経験の中でも茎が太くなりすぎて、茎の真ん中が割れたような状態になったことがあります。

また、そのような状態のトマトは葉も反り返っていることが多いです。

今年もミニトマトが1本だけ茎が太くなり葉が反り返り、トマトが踊っている状態になってしまいました。

これらの症状は、肥料などの調整をすることにより、状態が落ち着いてきます。

今回の記事では、茎が太くなる「異常主茎」の原因・対策について解説します。

トマトの茎が太くなりすぎていて茎の真ん中が割れた状態になってしまっている⋯

トマトの茎はどのくらいの大きさがいいの？

という悩みや疑問をお持ちの方には、参考になる記事になっています。

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異常主枝の原因と対策を知って、真っ赤な美味しいトマトをたくさん収穫しましょう！！

トマトの茎が太くなる（異常主茎）原因とは？

・肥料が多すぎる
肥料の中でも窒素が多すぎると、葉が茂って茎が太くなる

・水分過多
水のやり過ぎや長雨によって、根から吸収される水分が増えると茎が太くなる

・第一段目に花房に実がつかなかった
第一段目に花がつかなければ、栄養や水分が葉や茎にいきやすくなり茎が太くなる

・深植え
根が土の中で成長し、茎を太くする

・環境要因
日照不足
温度の変動

トマトが太くなったときにでる症状

茎が異常に太く短くなる
茎の真ん中があいたよう症状がでる

トマトの茎が太くなることによる影響

• 花の付きが悪くなる
• 実の付きが悪くなる
• 葉が反り返る
• 収穫量の減少する
• 病害リスクの増加する

対策

・観察
茎の状態を観察し、異常が見られたら早めに対策をする

・肥料
過剰な窒素の施肥せず、控えめにする

・水分管理
水やりは朝に行う
土が乾いたら、水やりする

・植え付け

根がしっかり張るように、深く植え付けないようにする

・脇芽を伸ばす
脇芽を伸ばすことで、栄養を分散させる

・酢の散布
疑似光合成を促すために、酢を50〜100倍にうすめて散布する

トマトの茎をある程度太くする重要性

実の収穫をするためには、ある程度茎を太くする必要があります。

茎を太くすることによって得られるメリット

• 栄養分や水分を運ぶことができる
• 花や実の付きを良くする
• 病害虫に強くなる
• 風や雨にも強くなる

以上のことから、茎を太く育てることは非常に重要になります。

ただし、茎が太くなりすぎると生育が悪くなり、収穫量が減ってしまうなど悪影響がでます。

よくある質問

トマトの太さの目安を見る場所は、トマトのどの辺りを見ればいいですか？

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トマトの成長点から15cmくらい下の部分の茎の太さを観察してください。

どのくらいの茎の太さがいい状態ですか？

tom

1段目の花房下の部分の茎の太さが1cm〜1.2cmくらいが生育がよく実付きがよくなります。

品種によって、適切な茎の太さの違いはありますか？

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品種によって、理想の茎の太さは異なります。以下の表に品種による茎の理想的な太さについてまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

わが家の畑のミニトマト

畑には中玉1本とミニトマト3本植えています。

そのうち1本のミニトマトの茎が割れたような状態になり、葉も反り返ってしまいました。

1本だけが異常主枝と葉の反り返りになってしまいました。

他の部分は大丈夫なのでアドバイザーさんに相談したら、元肥が混ぜ方があまく肥料がその部分に固まってしまった可能性があるかもしれないとのことで、肥料を控えめにすることに⋯

徐々に葉の反り返りがなくなってきているので、どうにか復活しそうです。

まとめ

トマトはある程度茎を太くして栽培する必要がありますが、茎が太すぎる（異常主茎）と茎の間が割れたような状態になり、トマトの収穫量が減ってしまいます。

トマトの栽培で茎が太くなる「異常主茎」は、

• 過剰な窒素の施肥
• 水分の管理
• 深植え
• 日照不足
• 温度の変動

などさまざまな原因で起こります。

トマトはある程度、茎を太くする必要がありますが、太すぎるとトマトの収穫量が減ってしまうなどの悪影響がでます。

また、トマトの茎が太くなることで、葉っぱが反り返ってしまう症状も同時に出ることが多いです。

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トマトの状態を観察し茎が太すぎるようであれば適切な対策を行い、健康なトマトを栽培することで美味しいトマトを栽培することができるので、異常主茎の予防・対策し美味しいトマトの収穫を目指しましょう！！