わらの活用法

家庭菜園を始めたばかりの方にとって、「わら」は身近なようで意外と使い方が分からない資材かもしれません。

というお悩みや疑問をお持ちの方がいらっしゃるのではないでしょうか？

昔から田畑で利用されてきたわらには、多くの効果があり、特に無農薬や省エネ栽培を目指す家庭菜園ではとても役立ちます。

わら（稲わら）は一見するとただの枯草のようですが、実は家庭菜園における万能マルチ材で、土に敷くだけで野菜を元気に育てる手助けをしてくれます。

このように、わらは稲を収穫した後に残る天然素材で、家庭菜園において多くのメリットがあります。

私は野菜作りを始めてから、現在まで下記の3カ所の貸し農園を借りてきています。

わが家の畑でもわらを購入して敷きわらと使用し、その後は土の中にすき込んで土壌改善しています。

この記事では、わらの基本的な活用法とその効果を、わかりやすく解説します。

わら

わらは、主に稲や麦の茎を乾燥させたものです。

価格も安く手に入りやすいのが魅力で、化学肥料を使わない自然素材なので、環境に優しいエコなアイテムです。

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わらの入手場所

最近は、さまざまな場所で手にいれることができます。

• ホームセンター
• 園芸店
• 道の駅
• JAの直売所
• 通販
• 農家さん　　など

シンセイ(Shinsei) カット敷わら 20L 新品価格 ￥691から (2025/9/27 06:20時点)

わらを家庭菜園に使うメリット

• コストが低い
• 自然素材なので、環境に優しい
• 土壌に還元されるため、持続可能な農業に貢献する
• 作物の成長を促進し、収穫量を増やす

わらを家庭菜園に使うデメリット

• 湿気が多い環境ではカビや虫が発生しやすい
• わらが風で飛ばされることがる

対策

1. カビ防止：わらを敷く前に、乾燥させる
2. 風対策：重しを置くことで飛ばされにくくする

わらを使う効果

• 雑草防止: わらを敷くことで、光を遮り雑草の発芽を防ぐ
• 保湿効果: 土壌の水分を保持する
• 乾燥防止：水分を保持する力が高く、土からの水分の蒸発を防ぐ
• 温度調整: 急激な温度変化から、根を守る緩衝材としても機能する
• 泥はねを防いで病気予防：雨や水やりで泥が実や葉に跳ねるのを防ぎ、病害予防になる
• 土壌改良：わらを土にまぜることで、時間がたつとわらは分解され、ふかふかした土づくりができる

わらの活用方法

1．マルチング（土の表面を覆う）

• わらを野菜の株元や畝の間に広げて、均等に敷き詰める（厚さは5〜10cmくらいが目安）
• 敷き詰めたわらが風雨で流れないよう、端を土でおさえて軽く水をかける

2．堆肥作り

• わらを細かく切る
• 落ち葉や生ごみと混ぜて堆肥にする

3．害虫・病気の予防

• わらを敷く

4．畝間に敷く

　・雨の日に歩きやすい

わらの選び方

質の良いわらを選ぶ

• 新鮮
• 病害虫の影響を受けていない

わらを使う際の注意点

• 定期的なメンテナンス：わらは時間とともに分解されるため、定期的に追加する必要がある
• 過剰に敷かない：厚すぎると水分が保持され通気性が悪くなり、カビが発生したり根腐れの原因になる
• わらの質：有機栽培用のものを選び、農薬がかかったものは避ける
• 分解に時間がかかる：わらは分解に時間がかかるため、分解途中に土中の窒素分を一時的に消費する「窒素飢餓」を起こす可能性がある
• 風で飛ばされやすい：敷きすぎると風で飛ばされやすいため、軽く湿らせたりピンで留める

よくある質問

わが家の畑での活用方法

わが家の畑でも、

マルチシートを使用していない

• アスパラガス
• さといも
• 九条ネギ

にマルチ代わりに使用。

暑さ対策で、

• なす
• トマト
• ピーマン
• ししとう
• キャベツ
• 白菜

葉が焼けたりしないように、株元にわらを敷いて使っています。

使い終わったあとは、そのまま土に混ぜ込んで土壌改良するようにしています。

まとめ

わらは「敷くだけ」で、

• 雑草防止
• 保湿効果
• 乾燥防止
• 温度調整
• 病害虫の予防
• 土壌改良

といった多くの効果を発揮する万能資材です。

また、家庭菜園の主要な悩みをまとめて解決してくれる素晴らしい自然資材で、初心者の方でも扱いやすくコストも比較的抑えられ、野菜が元気に育ちます。