種まき・育て方完全ガイド
冬の寒さが続く2月は「野菜作りには向かない時期」と思われがちですが、実は家庭菜園をスタートする絶好のタイミングです。

家庭菜園を始めたいけれど、2月はまだ寒いから無理かなぁ…

家庭菜園は初めてで、何を育てればいいかわからない…

まだ寒いのに、種を植えることができる野菜はあるの?
という疑問やお悩みをお持ちの方が、いらしゃるのではないでしょうか?
初心者の方でも、寒さに強い野菜を選べば、2月の低温でも野菜の栽培ができます。
私は野菜作りを始めてから、現在まで下記の3カ所の貸し農園を借りてきています。
- 2020〜2022年 シェア畑
- 2022〜2024年 市民農園
- 2024年〜 マイファーム
わが家の畑でも、2月に小松菜・ほうれん草の種をまいて栽培した経験がありますが、保温対策をすることで春には無事に収穫することができました。
今回の記事では、家庭菜園初心者の方に向けて、2月に育てられる野菜8選とその育て方を詳しく解説します。

2月に春に向けて種まき・苗植えをスタートすれば、初心者でも失敗しにくく、収穫の喜びをすぐに味わえますよ〜
- 2月が家庭菜園に適している理由
- 2月に栽培する野菜の選び方
- 2月に家庭菜園を成功させる4つのコツ
- 2月におすすめの野菜8選と栽培方法
2月が家庭菜園に適している5つの理由
2月は冬の寒さが残る中でも、寒さに強い野菜を育てるのに適した時期です。
寒さで甘みが増す
寒さに強い野菜は、成長が遅くなることが少なく、逆に甘みが増します。
春に向けて生育がスムーズ
気温が徐々に上昇する時期なので、発芽後の生育がスムーズになります。
管理がしやすい
冬場は水やりの頻度が少なく、日々の管理が比較的楽にできます。
春に収穫できる
春に収穫できるため、夏野菜の植え付けに間に合います。
害虫が少ない
他の季節に比べて害虫が少ないため、初心者でも育てやすい環境が整っています。
2月に栽培する野菜の選び方
寒さに強い品種を選ぶ
2月はまだ寒さが残るため、耐寒性のある品種を選ぶようにします。
根菜類は栄養価が高い
根菜類はこの時期に育てると栄養価が高くなります。
育てやすさを重視
初心者の方は、手間がかからず育てやすい野菜から始めるようにします。
収穫時期も考慮する
春から初夏にかけて収穫できる野菜を選ぶと、栽培計画が立てやすくなります。
2月の家庭菜園を成功させる4つのコツ
寒さ対策をしっかり行う
2月はまだ霜が降りる地域もあるため、保温対策が重要です。
・マルチング(地温の確保):畝の表面を黒いマルチシートで覆うことで、地温を上げ、雑草の発生も抑えられます。
・トンネル栽培(保温): 畝全体をビニールで覆い、小さな温室のような環境を作ります。特に種まきや小さな苗を定植する際に有効です。
※発芽直後の幼苗は特に寒さに弱いので注意が必要です。
土づくりは2週間前から行う
植え付けや種まきの2週間前には、堆肥や腐葉土を混ぜて土を柔らかくし、石灰で酸度調整を行います。
水やりのタイミングに注意する
冬から春にかけては気温が低く土が乾きにくいため、水のやりすぎに注意してください。
土の表面が乾いてから水やりするのが基本です。
日当たりを確保する
2月はまだ日照時間が短いため、できるだけ日当たりの良い場所で栽培することが大切です。
1日4時間以上日が当たる場所を選ぶようにします。
2月におすすめの野菜8選
2月は一年で最も寒さが厳しい時期ですが、この時期だからこそ寒さに強く、手間いらずで育てられる野菜があります。
特に、春からの本格的な栽培に向けて準備を始める初心者の方にとって、2月はスタートダッシュを切る絶好のチャンスです。
栽培初心者でも失敗しにくい、2月の家庭菜園で元気に育つおすすめの野菜を8種類ご紹介します。
1. じゃがいも
植え付け時期: 2月中旬~3月上旬
収穫時期: 5月下旬~6月
じゃがいもは家庭菜園初心者に最もおすすめの野菜です。種イモを植えるだけで栽培でき、手間がかからないのが魅力です。
栽培のポイント
- 種イモは園芸店やホームセンターで購入する
- 種イモが大きい場合は切り分けて、切り口を乾燥させてから植える
- 深さ10cmほどの溝を掘り、30cm間隔で植え付けする
- 芽が出たら土寄せを2~3回行う
- 日当たりの良い場所で栽培する
- 水はけの良い土を選ぶ
おすすめ品種
- 男爵
- メークイン
- キタアカリ
2. ほうれん草
種まき時期: 2月中旬~3月
収穫時期: 4月~5月
ほうれん草は種まきから約1か月半で収穫できる成長の早い野菜です。栄養価が高く、さまざまな料理に使える万能野菜として人気があります。
栽培のポイント
- 種をまく前に一晩水に浸けておくと発芽率が上がる
- 条間20cmで筋まきし、発芽後は間引きながら株間5~10cmにする
- 寒さに強い野菜ですが、2月の種まきでは不織布やビニールトンネルで保温する
栽培の注意点
- 酸性土壌を嫌うため、種まきの2週間前に苦土石灰を混ぜて土を中和する
- 水やりは土の表面が乾いたタイミングで行う
3. 春キャベツ
植え付け時期: 2月下旬~3月
収穫時期: 5月~6月
春キャベツは葉が柔らかく甘みがあり、生でも加熱してもおいしい野菜です。苗から育てると初心者でも失敗が少なくおすすめです。
栽培のポイント
- 苗は本葉が4~5枚のものを選ぶ
- 株間40~50cmで植え付けする
- 植え付け後は根がしっかり張る(活着する)までたっぷり水やりをする
- 追肥は植え付けから2週間後と結球が始まる頃の2回行う
害虫対策
- キャベツはアオムシやヨトウムシの被害を受けやすいため、防虫ネットをかける
- 害虫を見つけたら早めに取り除く
4. スナップエンドウ
種まき時期: 2月(暖地)
収穫時期: 4月下旬~5月
スナップエンドウは莢ごと食べられる甘いエンドウで、家庭菜園で人気の高い野菜です。つる性なので支柱を立てて育てます。
栽培のポイント
- 種は3cmほどの深さに2~3粒ずつ点まきする
- 発芽後は2本に間引く
- 草丈が15cmほどになったら支柱を立てて誘引する
- 花が咲き始めたら追肥を行う
収穫のタイミング
莢が膨らんで豆の形がはっきり見えてきたら収穫適期です。
5. ラディッシュ(二十日大根)
種まき時期: 2月中旬~3月
収穫時期: 3月下旬~4月
ラディッシュは種まきから約30日で収穫できる超速成野菜で、初心者の最初の栽培に最適です。プランターでも簡単に育てられます。
栽培のポイント
- 深さ1cmほどの溝に1cm間隔で種まきする
- 発芽後は株間3~5cmに間引く(本葉が2~3枚になった頃)
- 土が乾かないように水やりする
プランター栽培
- 深さ15cm以上のプランターなら栽培可能
- ベランダでも手軽に育てられるので、マンション住まいの方にもおすすめ
6. にんじん
種まき時期: 2月下旬~4月上旬
収穫時期: 6月~8月
にんじんは家庭菜園初心者にも育てやすい野菜です。2月に種をまくことで、初夏には収穫が可能です。
栽培のポイント
- 発芽には少し時間がかかるため、種をまく前に一晩水に浸けておくと発芽率が上がる
- にんじんは好光性なので「浅まき(5mm~1cm)」する
- 発芽まで乾燥させない(もみ殻や不織布で覆う)
- 土壌が深く、排水性が良い場所を選ぶ
7. 小松菜
種まき時期: 2月
収穫時期: 3月~
小松菜は家庭菜園初心者にも育てやすい野菜です。2月に種をまくことで、春には収穫が可能です。
栽培のポイント
- 日当たりの良い場所を選ぶ
- 条間15~20cmで筋まきする
- 本葉が2~3枚になったら間引きし、株間5~10cmにする
- 2月は保温対策として不織布やビニールトンネルを活用する
8. 春菊
種まき時期: 2月
収穫時期: 4月~
春菊は寒さに強く、冬の間に栽培しても美味しく育つ野菜です。
栽培のポイント
- 日光をしっかり当てる
- 2月は室内やビニールトンネルを活用すると発芽が安定する
- 株間を確保して風通しよく育てる
- 春菊は高温に弱く、気温が上がるととう立ちしやすいので、春まきは早めが良い
- 乾燥に弱いので、種まき後はしっかり湿り気を維持する
わが家の冬の畑
わが家の畑でも、今まで2月は次の夏野菜の植え付けまでに収穫できるものを植え付けし、栽培しています。
今までに2月に植え付けしたものは、
- じゃがいも
- 小松菜
- ほうれん草
があります。
土づくりのことを考えて、4月までには収穫できるものを選ぶようにしています。
栽培環境
- 黒マルチシートを使用する
- 水やりは乾燥したら行う
- ビニールトンネル栽培を行う
- 気温によって、ビニールトンネルと不織布の併用する
以上のように栽培環境を整えることで、春には収穫することができています。
気温は低いものの、虫が少ないので、寒さ対策をすることができれば、栽培を成功させることができます。


2月は寒い時期ですが、環境を整えることができれば、野菜の栽培をしてみてくださいね。
まとめ
2月は1年で最も寒い時期ですが、家庭菜園のスタートに最適な時期です。
適切な野菜を選び、しっかりとした準備を行うことで、豊かな収穫を期待できます。
2月に栽培できる野菜
- じゃがいも
- ほうれん草
- 春キャベツ
- スナップエンドウ
- ラディッシュ
- にんじん
- 小松菜
- 春菊
成功のポイント
- 寒さ対策をしっかり行う(不織布やビニールトンネルの活用)
- 土づくりは2週間前から準備する
- 水やりのタイミングに注意する(やりすぎ注意)
- 日当たりの良い場所を選ぶ(1日4時間以上)
初心者の方でもこれらの野菜を選ぶことで、楽しい家庭菜園ライフを始めることができます。

小さなスペースやプランターでも始められるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。





