【2025年最新】換気穴付きビニールトンネルのおすすめと効果

換気用穴あきビニール
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家庭菜園初心者でも簡単に使える保温・霜対策グッズ

家庭菜園を始めて寒くなってくると、

冬の霜や寒さで野菜が枯れてしまった⋯

春先の寒暖差で苗が弱ってしまった⋯

手軽に使える霜対策グッズが欲しい!!

ビニールトンネルは、霜対策グッズとして使えますか?

保温したいけど、ビニールトンネルは蒸れが心配⋯

ビニールトンネルの温度管理が難しいのでは⋯?

というようなさまざまな疑問やお悩みをお持ちの方が、いらっしゃるのではないでしょうか?

このような悩みを解決してくれるのが、換気穴付きビニールトンネルです。

私は野菜作りを始めてから、現在まで下記の3カ所の貸し農園を借りてきています。

Tomの貸し農園の経緯
  • 2020〜2022年    シェア畑
  • 2022〜2024年    市民農園
  • 2024年〜      マイファーム

私は家庭菜園を始めて6年になりますが、冬場の霜対策や春先の保温に悩んでいました。

普通のビニールトンネルを使っていた時期もありましたが、晴れた日に蒸れて野菜がダメになってしまったり、春先になると虫が発生したり…

そこで換気穴付きビニールトンネルを導入したところ、温度管理が格段に楽になり、野菜の生育も良くなりました。

この記事では、換気穴付きビニールトンネルの特徴や使い方、選び方、実際に使ってみた効果を詳しく紹介します。

家庭菜園で霜対策や保温をしたい方、ビニールトンネルの温度管理に困っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

🍅この記事を読んでわかること🍅
  • 換気穴付きビニールトンネルとは?
  • 換気穴付きビニールトンネルの設置方法
  • 換気穴付きビニールトンネルの季節別の使い方

換気穴付きビニールトンネルとは?

ビニールトンネルとは、畑やプランターに設置する半円形のビニールハウスのことです。

野菜の上にトンネル状にビニールを張ることで、保温効果や霜よけ効果が得られ、冬場や春先の野菜栽培に欠かせないアイテムです。

野菜の冬越し
換気付きビニールトンネル

換気穴付きビニールトンネルの特徴

換気穴付きビニールトンネルは、ビニールに複数の換気穴が開いているタイプのビニールトンネルです。

通常のビニールトンネルとの違いは以下の通りです:

項目通常のビニールトンネル換気穴付きビニールトンネル
換気手動で開閉が必要換気穴で自動的に換気
温度管理こまめな確認が必要比較的楽
蒸れ晴天時に蒸れやすい蒸れにくい
手間毎日の開閉が必要開閉の手間が少ない
価格やや安い通常タイプとほぼ同じ

換気穴のメリット

換気穴があることで、晴れた日の急激な温度上昇を防ぎ、野菜が蒸れるリスクを減らします。

また、毎日トンネルを開け閉めする手間が省けるため、忙しい方や毎日畑に行けない方にもおすすめです。

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換気穴付きビニールトンネルの7つのメリット

1. 自動換気で蒸れを防止

換気穴から自然に空気が流れるため、晴天時の急激な温度上昇による蒸れを防ぎます

通常のビニールトンネルでは、日中に温度が上がりすぎて野菜がダメージを受けることがありますが、換気穴付きならその心配が軽減されます。

2. 温度管理が楽

毎日トンネルを開け閉めする必要がないため、温度管理の手間が大幅に削減されます。

特に仕事で日中畑に行けない方には大きなメリットです。

3. 霜や寒さから野菜を守る

冬場の霜や寒風から野菜をしっかり保護します。

トンネル内の温度は外気より2〜5℃程度高く保たれるため、霜に弱い野菜も安心して栽培できます。

4. 春先の寒暖差対策に最適

春先は昼夜の寒暖差が大きく、野菜が弱りやすい時期です。

換気穴付きビニールトンネルなら、日中の過度な温度上昇を防ぎながら、夜間は保温できます。

5. 生育促進効果

保温効果により、野菜の生育が促進され、収穫時期を早めることができます。

冬場でも葉物野菜などの成長スピードが向上します。

6. 病害虫の侵入を軽減

ビニールで覆うことで、害虫の侵入をある程度防ぐことができます。

完全に防げるわけではありませんが、被害を軽減できます。

7. 雨よけ効果

雨による泥はねや病気の発生を防ぎます

特に葉物野菜やイチゴなどには効果的です。

換気穴付きビニールトンネルの3つのデメリット

1. 強風に弱い場合がある

設置が不十分だと、強風で飛ばされる可能性があります。

しっかり固定することが重要です。

2. 完全な温度管理はできない

換気穴があるため、真冬の極寒期には保温効果がやや劣る場合があります。

非常に寒い地域では、通常のビニールトンネルと使い分けることをおすすめします。

3. 経年劣化する

ビニールは紫外線により1〜2年で劣化します。

定期的な交換が必要です。

換気穴付きビニールトンネルの選び方

1. サイズで選ぶ

栽培する面積や野菜の高さに合わせて選びます。

一般的なサイズ:

  • 幅:60cm〜210cm
  • 高さ:50cm〜80cm
  • 長さ:2m〜10m(カット可能なタイプもあり)

畝の幅に合わせて選ぶことが重要です。

2. 換気穴の数と配置で選ぶ

換気穴の数が多いほど換気効果は高くなりますが、保温効果はやや下がります。

選び方の目安:

  • 春秋用:換気穴が多めのタイプ
  • 冬用:換気穴が少なめのタイプ

3. ビニールの厚さで選ぶ

ビニールの厚さは0.05mm〜0.1mmが一般的です。

  • 厚いビニール:保温効果が高く、耐久性あり
  • 薄いビニール:軽量で扱いやすいが、耐久性は劣る

4. 保温性能で選ぶ

農ビ(農業用ビニール)農PO(農業用ポリオレフィン)など、素材によって保温性能が異なります。

  • 農ビ:保温性が高い
  • 農PO:耐久性が高く長持ち

5. 付属品で選ぶ

トンネル支柱がセットになっているものや、固定用のクリップ付きのものが便利です。

初心者の方は、必要なものが全て揃ったセット品がおすすめです。

換気穴付きビニールトンネルの設置方法

1.トンネル支柱を立てる

畝の両側に50cm〜80cm間隔でトンネル支柱を差し込みます

支柱は地面に20cm以上しっかり刺すことがポイントです。

2.ビニールをかぶせる

支柱にビニールトンネルをかぶせます。

風のない日に作業すると楽です。

3.ビニールを固定する

トンネルパッカー洗濯バサミ型のクリップでビニールを支柱に固定します。

4.裾を土で押さえる

ビニールの両端(裾)を土をかぶせてしっかり固定します。

風で煽られないようにすることが重要です。

5. 端を閉じる

トンネルの両端を紐で縛るか、土で塞ぎます

完全に閉じなくても、ある程度塞ぐだけでも効果があります。

6.様子を見る

設置後は野菜の様子を観察し、必要に応じて換気を調整します。

換気穴付きビニールトンネルの使い方【季節別】

冬場(11月〜2月)の使い方

目的:霜よけ・保温

  • 朝晩の冷え込みから野菜を守る
  • 葉物野菜(小松菜、ほうれん草、春菊など)の生育促進
  • 極寒期は両端を完全に閉じて保温効果アップ

春先(3月〜4月)の使い方

目的:保温・寒暖差対策

  • 夏野菜の苗(トマト、ナス、ピーマンなど)の定植後の保温
  • 日中の温度上昇に注意し、換気穴で調整
  • 気温が安定したら徐々に開放時間を増やす

秋(9月〜10月)の使い方

目的:雨よけ・保温

  • 秋冬野菜の生育促進
  • 台風や長雨対策
  • 昼夜の寒暖差対策

夏場(5月〜8月)

基本的にビニールトンネルは使用しません。

雨よけ専用のトンネルとして使う場合は、両側を完全に開放して風通しを確保します。

換気穴付きビニールトンネルで育てやすい野菜10選

冬〜春におすすめの野菜

  1. 小松菜 – 生育が早く初心者向け
  2. ほうれん草 – 霜に弱いがトンネルで栽培可能
  3. 春菊 – 香りが良く鍋に最適
  4. 水菜 – サラダに使える
  5. レタス – 保温で結球しやすくなる
  6. ブロッコリー – 側花蕾も楽しめる
  7. キャベツ – 春キャベツの栽培に

春〜初夏におすすめの野菜

  1. トマト苗 – 定植後の保温に
  2. ナス苗 – 寒さに弱い苗を守る
  3. イチゴ – 雨よけ・保温で甘くなる

実際に使ってみた効果

私が始めて換気穴付きビニールトンネルを使用したのは、シェア畑のときでした。

シェア畑の際は換気穴付きのビニールを借りることができていたのでよかったのですが、市民農園に変わってからは穴のないビニールを購入して使っていました。しかし、毎日畑へ行けず、蒸れで野菜をダメにしてしまうことがありました。

そこで、換気穴付きのビニールを購入し、冬〜春にかけて畑で導入しました。

導入前の悩み

  • 仕事で日中畑に行けず、トンネルを開けられない
  • 晴れた日に蒸れて葉が黄色くなる
  • 毎日の開閉が面倒

導入後の変化

換気穴付きビニールトンネルに変えてから、これらの悩みがほぼ解消されました。

良かった点:

  • 蒸れによる被害がほぼなくなった
  • 毎日開閉する手間が省けた
  • 小松菜やほうれん草の生育が良くなった
  • 霜の被害がなくなった

気になった点:

  • 真冬の極寒期は、やや保温が弱いと感じることも
  • 強風の日は飛ばされないか心配(しっかり固定すれば問題なし)

収穫量の変化

通常のビニールトンネルを使っていた時と比べて、冬場の葉物野菜の収穫量が増えました。

蒸れによる被害が減ったことと、安定した温度管理ができたことが大きな要因だと思います。

換気穴付きビニールトンネルのメンテナンス方法

日常のメンテナンス

  • 週に1回程度、ビニールの状態を確認する
  • 破れや穴がないかチェック
  • 土の押さえが緩んでいないか確認
  • 強風後は必ず点検

シーズン終了後のお手入れ

  1. ビニールを外して洗う – 泥や汚れを水で洗い流す
  2. 完全に乾燥させる – 湿ったまま保管するとカビの原因になる
  3. 折りたたんで保管 – 直射日光の当たらない場所で保管する
  4. 支柱も洗って保管 – サビを防ぐ

交換時期の目安

ビニールは1〜2年で交換することをおすすめします。

破れや劣化が見られたら、早めに交換しましょう。

下記の記事では、ビニールトンネルなどをとめる際に使うパッカーで資材を傷つけない方法を紹介していますので、参考にしてみてください。

よくある質問(FAQ)

換気穴があると寒くないですか?

換気穴があっても十分な保温効果があります。ただし、極寒期(-5℃以下)が続く地域では、通常のビニールトンネルや不織布との併用をおすすめします。

換気穴は自分で開けられますか?

可能ですが、均等に開けるのが難しいため、最初から換気穴付きの製品を購入することをおすすめします。

どのくらいの期間使えますか?

使用頻度や保管状態にもよりますが、一般的に1〜2シーズン使えます。ビニールの劣化が見られたら交換しましょう。

トンネル支柱は別売りですか?

製品によって異なります。セット商品もあれば、ビニールのみの商品もあります。購入前に確認しましょう。また、100均でも購入できます。

プランターでも使えますか?

使えます。プランターのサイズに合った小型のトンネルを選びましょう。

雨の日も換気されますか?

換気穴から雨が入ることもありますが、少量なので問題ありません。むしろ適度な湿度が保たれます。

換気穴付きビニールトンネルをおすすめできる人

  • 家庭菜園初心者の方
  • 日中畑に行けない忙しい方
  • ビニールトンネルの温度管理に苦労している方
  • 冬場も野菜を育てたい方
  • 霜対策をしたい方
  • 手間をかけずに野菜を守りたい方
  • 収穫量を増やしたい方

まとめ:換気穴付きビニールトンネルで家庭菜園をもっと楽しく

換気穴付きビニールトンネルは、温度管理の手間を減らしながら、野菜をしっかり保温できる便利なアイテムです。

換気穴付きビニールトンネルのポイント

  • 自動換気で蒸れを防止
  • 毎日の開閉が不要で手間いらず
  • 霜や寒さから野菜を守る
  • 生育促進で収穫量アップ
  • 家庭菜園初心者にもおすすめ

こんな方に特におすすめ

  • 仕事で日中畑に行けない方
  • 冬場も野菜を育てたい方
  • ビニールトンネルの管理が面倒な方

換気穴付きビニールトンネルを使えば、忙しい方でも手軽に冬場の野菜栽培を楽しむことができます。

霜対策や保温対策にお悩みの方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?

著者のプロフィール
tom
tom

(50代主婦 / 家庭菜園6年目/兵庫県在住)

夫と一緒に週末貸し農園で野菜を育てています。
土に触れて、育てて、失敗して…そんな体験を通して感じた楽しさ、コツ、そしてちょっとした失敗談をこのブログで綴っています。

「これから家庭菜園を始めたい」「畑ライフをもっと楽しみたい」そんな方のヒントになれば嬉しいです。

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