土壌改良方法
農閑期である冬場は、実は畑の土壌改良をする最適な期間です。

どうやって土壌改良をしたらいいの?

土壌改良の方法を教えて!!
という疑問やお悩みをお持ちの方が、いらっしゃるのではないでしょうか?
気温が下がるこの時期に畑の土の手入れを施すことで、翌春以降の栽培に大きな効果をもたらします。
私は野菜作りを始めてから、現在まで下記の3カ所の貸し農園を借りてきています。
- 2020〜2022年 シェア畑
- 2022〜2024年 市民農園
- 2024年〜 マイファーム
わが家では毎年、収穫後の植物残渣や米ぬかを活用した畑の土壌改良を実施しています。
低温期にしっかりとした準備をすることで、暖かくなってからの植付けがスムーズになり、収穫量にも良い影響が現れています。
この記事では、初めての方でも取り組みやすい冬場の土づくりについて説明していきます。
- 冬場の土づくりが効果的な理由
- 実践的な土づくりの手法
- 土壌改良の成功のための注意点

この時期に植えるものがないという方は、この記事を参考に土壌改良してみてくださいね〜
冬場の土づくりが効果的な理由
休眠期を活かすメリット
多くの菜園が活動を停止する冬季は、実は土壌環境を根本的に見直す絶好の機会となります。
低温下では土壌生物の働きが穏やかになり、作物も植わっていないため、大規模な作業を行っても悪影響が少ない特徴があります。
春先に急いで作業すると土が馴染むのに時間を要しますが、寒いこの時期に有機資材を加えることで、暖かくなるまでの間にゆっくりと分解が進行し、土の構造が深部まで整い、病気や害虫への抵抗力が高く、柔らかく養分に富んだ状態を作り出せます。
冬季作業の具体的なメリット
作業環境の良さ
低温により雑草の発生が抑えられ、集中して作業できます。また、土壌微生物がゆっくり活動するため、有機資材が適度に分解され、春には良好な環境が完成します。
自然のサイクルを利用
- ゆっくりなじませる効果:有機資材や石灰類を混ぜることで、微生物や自然の力により成分が徐々に分解・吸収され、春には均一な状態になります
- 凍結融解の作用:土中の水分が凍ったり溶けたりを繰り返すことで、固まった部分が自然にほぐれ、柔らかな質感になります
- 春先の効率化:寒い時期に重い作業を完了させることで、種蒔きや苗の定植で多忙な春の負担が大幅に軽減されます
栽培トラブルの予防
連作による障害の緩和や、病害虫の発生抑制にも効果があります。
実践的な土づくりの手法
1. 有機資材の投入
冬季の土づくりで中心となるのが、堆肥や有機資材の施用です。
有機資材
- 十分に発酵した堆肥
- 落ち葉を発酵させた腐葉土
- もみ殻や稲わら
- 米ぬか
- 緑肥作物(えん麦やライ麦など)
土壌改良に使用する資材の種類・効果・使用時期・施用量のまとめ表
| 資材の種類 | 主な効果 | 使用時期 | 施用量の目安 |
|---|---|---|---|
| 完熟堆肥 | 保水力と保肥力の向上 | 初冬 | 2~3kg/㎡ |
| 腐葉土 | 通気性の改善 | 初冬 | 2~3kg/㎡ |
| もみ殻・稲わら | 土壌の中和作用 | 冬季全般〜早春 | 200~300g/㎡ |
| 米ぬか | 微生物活性化、土質改善 | 初冬 | 100~200g/㎡ |
| 緑肥作物 | 養分供給と土壌保護 | 秋〜初冬 | – |
これらを土に混ぜ込むことで、水分保持力、排水性、通気性が改善され、土壌生物が増殖しやすい環境が形成されます。
※未熟な堆肥は有害ガスを発生させる可能性があるため、必ず完熟品を使用してください。
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2. 寒起こしによる土質改善
伝統的な冬季作業として「寒起こし」があります。
この「寒起こし」と呼ばれる冬季特有の作業は、土壌改良に大変有効です。
12月から1月に実施するのが最適で、30cm程度の深さまで掘り起こすと、春には細かくほぐれた良好な状態になります。
寒起こしの方法
土を深く掘り起こして大きな塊のまま放置し、寒気にさらします。凍結融解の繰り返しにより土が自然に細かくなり、越冬する害虫の防除にもなります。
※スコップや鍬を使って深めに土を掘り起こし、大きめの塊のまま置いておくのがコツです。
寒起こしの効果
- 土中の害虫や卵を低温で駆除
- 土の塊が凍結融解により自然に細かくなる
- 土が柔らかくなり、春の耕作が容易になる
3. 酸度の調整
冬季は土壌pHを適正に整える理想的な時期です。石灰類を冬の間に施すことで、春までに土に馴染み、植物の根に優しい環境を準備できます。
土壌診断の実施
まず畑の状態を把握することが大切です。ホームセンターやネット通販などで入手できる酸度測定器を使い、土のpHを確認します。
- 酸性が強い場合(pH低):日本の土は酸性傾向にあります。苦土石灰や有機石灰で中和します。石灰は効果が出るまで時間がかかるため、冬の散布が効果的です。
- アルカリ性が強い場合(pH高):多くの野菜や花は弱酸性を好むため、ピートモス(土壌改良に使用する場合は、pH調整済みのものを使用する)などの酸性資材で調整します。
一般的な施肥の目安:100~150g/㎡

施用量をまもり、過剰投入は避けましょう。
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土壌改良の成功のための注意点
- 土が凍結している時は作業を控える
- 過度に湿った状態での作業は避ける
- 晴天日を選んで実施する
- 土を踏み固めないよう注意する
- 有機資材や改良材の入れすぎに注意する
わが家での実践例
ネギを収穫した区画を休ませて、土づくりを行っています。
投入している資材
- 堆肥
- もみ殻
- 石灰
- 植物残渣
- コーヒーかす
- 米ぬか
これらを混ぜ込み、現在改良作業を進めています。

まとめ
冬場の土づくりは、次シーズンの栽培成果を決定づける重要な準備作業です。
有機資材の施用、緑肥の利用、寒起こし、pH調整など、低温期だからこそ実施できる土づくりを行うことで、生産力の高い土壌を作れます。
寒い季節に春の豊かな実りを想像しながら、計画的に土づくりに取り組んでいきましょう。
今から始める準備が、来シーズンの成功へとつながります。

ぜひ、寒い冬は畑の土壌改良にチャレンジしてみてくださいね。

