ごぼうの袋栽培

ごぼうの栽培をしたことがないんだけど、うまく栽培できるのかな?

ごぼうの栽培の栽培って、深く耕さないといけないから土づくりが大変そう⋯

ごぼうの栽培をするときに気をつけることはありますか?

連作障害はあるの?

ごぼうはどうやって栽培していくの?
という疑問やお悩みをお持ちの方がいらっしゃるのではないでしょうか?
私は野菜作りを始めてから、現在まで下記の3カ所の貸し農園を借りてきています。
- 2020〜2022年 シェア畑
- 2022〜2024年 市民農園
- 2024年〜 マイファーム
私は家庭菜園を始めてまだごぼうの栽培をしたことがありません。

ごぼうはどうやって栽培したらいいの?

ごぼうは長いので、畑を深く耕さないといけないのでは⋯
など、さまざまな疑問と不安をもっていました。
今まで育てたことがない野菜を育ててみたいという野望を常に持っており、2025年はごぼうの栽培に挑戦することにしました。
ごぼうの栽培初挑戦でも、袋栽培でごぼうを育てることができるということを実証していきたいと思っています。

本当にちゃんとした『ごぼう』ができるか分かりませんが…
今回植えるごぼうは、家庭菜園初心者でも育てやすい短形ごぼう(サラダごぼう)という品種です。この短形ごぼうの種を使って、初心者におすすめできるごぼう袋栽培を紹介していきます。
袋を使った栽培方法は、プランター栽培よりも手軽に省スペースでごぼうを育てることができます。
この記事では、短形ごぼうの品種の詳細、ごぼうの袋栽培のメリット・デメリットから、具体的な栽培方法まで、初心者でも安心してごぼう栽培が始められるように徹底解説します。
短形ごぼう
別名
ゴンボ
分類
キク科ゴボウ属
原産地
中国東北部
シベリア
特徴
- 極早生
- 生育が早い
- ミニごぼう
- 収穫がしやすい
- 葉の数が少ない
- 根の長さ約30〜50cm
- 太さ2cm
- ス入りが遅い
- 肥大性に優れている
- 浅いところでの栽培ができる
- 温暖な気候を好む
- 連作すると障害が起こる
ごぼうの栽培
種まきの時期
寒地:4月中旬〜7月下旬
寒冷地:3月下旬〜7月下旬
中間地:3月中旬〜9月上旬
暖地:3月上旬〜9月上旬
土壌
弱酸性
pH 5.5〜6.5
発芽適温
10〜35℃
発育適温
10〜35℃
収穫時期
種を植えてから約100〜120日
寒地:7月下旬〜11月中旬
寒冷地:7月上旬〜11月中旬
中間地:8月下旬〜12月下旬
暖地:6月中旬〜12月下旬
株間
10〜20cm
病気
うどんこ病
害虫
アブラムシ
※わが家のごぼうには、植え付けしてすぐ柔らかくて若い芽にアブラムシがついていました。
油石鹸水を散布し、10分後に水を流して、アブラムシを除去しました。以降は1週間に1回木酢液を薄めたものを散布しました。
木酢液の散布が効果があったのか、葉っぱがしっかりしたからかは分かりませんが、それ以降はアブラムシを見かけることはありませんでした。
栽培時の注意点
- 連作障害が起こりやすいので、4〜5年空けて植える
- 密植すると隣の株で日照不足となり、生育や肥大が悪くなる
- 日当たりの良い場所で育てる
- 肥料が不足すると、根が細くなる
- 窒素過多になると葉が茂り、根の肥大が悪くなる
ごぼうの袋栽培
メリット
- 深く耕さなくても良い
- 土づくりがしやすい(野菜の培養土であれば、袋そのまま使用することができる)
- 収穫がしやすい
- 連作のリスクが少ない
- 栽培の場所をとらない
デメリット
- 栽培用の袋を用意する必要がある
- たくさん植えることができない
- 水切れしやすい
- 袋の材質によっては、耐久性に不安がある
- 袋が倒れることがあるので、しっかりと固定する必要がある
袋栽培の方法
必要部品
- 肥料や米など袋か不織布
- 支柱3〜4本(短めでOK)
- プランターなどの入れ物(なくても可)
- ごぼうの種
- 元肥
袋栽培の仕方
- 肥料や米などの袋の上と下の部分を切って、筒状にする
- プランターに筒状にした袋を広げて支柱を立て、土を入れる(1人でするのは少し難しいかもしれません⋯)
- 種を植える
- 本葉1〜2枚になったら、2〜3cm間隔に間引く(間引き1回目)
- 本葉3〜4枚になったら、10〜15cm間隔に間引く(間引き2回目)
- 5のときに追肥と土寄せをする
- 袋を破ってごぼうの収穫する(葉っぱが枯れたら、収穫時期になる)
写真は袋栽培中のごぼうです。2025年3月1日に植え付けしました。

2025年 栽培日記
2025年5月25日
葉っぱと茎が大きくなってきました。6月くらいに収穫予定です。

2025年6月1日
種を植えてから90日がたちました。少し早いかとは思いましたが、葉が黄色くなってきたので収穫しました。
初めてごぼうの栽培に挑戦。
- ごぼうは長いのため、深く耕すのが大変
- 貸し農園での限られた場所でしか栽培する場所がない
という理由で、袋栽培にしてみました。
結果、

写真のように袋の下まで根っこが生えてきていました。

食べることができる太さの収穫をすることができましたが、赤丸の部分だけ又根になってしまいました。

石などの異物があったのかな⋯
今回のごぼうの袋栽培の反省
- もう少し間引きしたほうが良かった⇒1本が太くなる
- 土の中の石などの異物をちゃんと除去すればよかった⇒又根にならなかった
以上の反省から、2025年6月1日に土をふるって異物を除去してから肥料を入れ、連作障害を避けるために土を完全に入れかえて新たに植え付けしました。
芽がでたら今回より多めに間引きして、少なめの本数で栽培してみます。
まとめ
ごぼうは長い野菜なので深く耕さなくてはいけないと思いがちですが、袋栽培をすることもできそうです。
袋栽培のメリットには、
- 深く耕さなくても良い
- 土づくりがしやすい
- 収穫がしやすい
- 連作のリスクが少ない
- 栽培の場所をとらない
があり、デメリットには、
- 栽培用の袋を用意する必要がある
- たくさん植えることができない
- 水切れしやすい
- 袋の材質によっては、耐久性に不安がある
- 袋が倒れることがあるので、しっかりと固定する必要がある
があります。
ごぼうの袋栽培は、初心者でも手軽に始められる栽培方法です。
ごぼうの栽培が初めての私でも、袋栽培であれば深く耕さずに狭い場所でも場所をとることなく、栽培を成功することができました。

この記事を参考に、ぜひごぼうの袋栽培に挑戦して、新鮮で美味しいごぼうを収穫してくださいね。
スイカも袋栽培ができるので、以下の記事を参考に挑戦してくださいね。
コメント