とうもろこしの支柱の立て方

とうもろこし栽培で支柱を立てるのはなぜですか?

いつ支柱を立てたらいいの?

支柱の立て方を教えて!!

支柱を立てる際の注意点はありますか?
というお悩みや疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょか?
とうもろこしは大きくなると風や重さで倒れやすくなるため、風対策が必要になります。
私は野菜作りを始めてから、現在まで下記の3ヵ所の貸し農園を借りてきています。
- 2020〜2022年 シェア畑
- 2022〜2024年 市民農園
- 2024年〜 マイファーム
我が家の畑ではとうもろこしの栽培の際、栽培初期は支柱代わりにダンポールを使ってとうもろこしが倒れるのを防止し、大きく成長してからは支柱と防虫ネットを使用して栽培していました。
この方法であれば、とうもろこしが倒れるのを防ぐだけでなく鳥獣の被害を防ぐことができました。
また、とうもろこしの成長を妨げることもなく、初心者でも簡単に設置できます。
この記事では、私が実際にやってた
- 栽培初期は支柱代わりにダンポールやアーチ支柱を使う
- 大きく成長したら、とうもろこしを植えている畝の四隅に支柱を立て、周囲に防虫ネットを使う
という2つを組み合わせた方法について紹介したいと思います。
とうもろこし
別名
トウキビ・ナンバンキビ
分類
イネ科トウモロコシ属
原産地
アメリカ大陸
とうもろこしの栽培
種まきの時期
寒地:4月中旬〜7月下旬
寒冷地:3月下旬〜7月下旬
中間地:3月中旬〜9月上旬
暖地:3月上旬〜9月上旬
土壌
中弱酸性〜弱アルカリ性
発芽適温
25~30℃
発育適温
20~30℃
収穫時期
6〜10月
株間
30cm
害虫
- アワノメイガ
- アワヨトウ
- アブラムシ
とうもろこしの特徴
とうもろこしは、
- 草丈が高い
- とうもろこしの実が大きくなるため、強風や雨で倒れやすくなる
- 根が浅く張る
という特徴がある植物です。
とうもろこしに支柱を立てる必要性
とうもろこしの特徴から、とうもろこしには支柱を立てることが重要です。
支柱を立てることでとうもろこしが倒れることを防ぎ、安定して栽培することができます。

とうもろこしの収穫量をあげるために支柱を立てて、育ててみてくださいね。
とうもろこしの栽培に支柱を立てる理由は⋯
- 強風や雨によってとうもろこしが倒れないようにする
- とうもろこしの実の重みで倒れないようにする
- 茎がまっすぐに伸びるようにする
- 密植栽培をする際に便利
『植物をできるだけ狭い間隔で密に植える栽培方法』のことです。
とうもろこしは、密植栽培をすると受粉がしやすくなります。
とうもろこしの支柱の立てるタイミングと方法
この方法は我が家が畑で実際にやってきた方法で、2回に分けて支柱を立てる作業をします。
※とうもろこしが大きくなればなるほど、支柱を立てる際に根を痛めてしまうことがあるので、1回目は特に背丈が小さい間に支柱を立てるようにしてください。
2回目の支柱を立てる際、1回目に立てたアーチ支柱またはダンポールもそのまま残しておいたほうが、より強風対策になります。
1回目の支柱の立て方:草丈が30〜50cmくらいになったとき
アーチ支柱またはダンポールを使って、とうもろこしの倒伏を防止する方法です。
必要物品
- 支柱
- アーチ支柱またはダンポール
- 麻紐または園芸用ビニール紐
- 軍手
- ハサミ
- ハンマーまたはトンカチ
- 必要時、防鳥テープ
- 必要時、防虫ネット
支柱を立てる方法
1.支柱を設置する
- 株元に土寄せする(支柱設置時には土寄せも行うことで株元を安定させ、倒伏防止効果が高まり不定根が増え株全体がさらに安定する)
- 株と株の間に、アーチ支柱またはダンポールを立てる
2.アーチ支柱またはダンポール同士を麻紐または園芸用ビニール紐で、水平につなげる
3.必要時防虫ネットをする(2回目の支柱をするまで、もしくは暖かくなる前に防虫ネットをはずず)
4. 必要時、防鳥テープをはる

2回目の支柱の立て方:梅雨に入る前
畝の四隅に支柱を立てて、とうもろこしの周囲に防虫ネットまたは防鳥ネットをまいて支柱にネットを固定する方法です。
このとき1回目に設置したアーチ支柱またはダンポールは置いたままにすると、」さらにしっかり支えることができます。
必要物品
- 支柱
- パッカーまたは洗濯バサミ
- 防虫ネットまたは防鳥ネット
- 軍手
- ハンマーまたはトンカチ
- 必要時、防鳥テープをはる
支柱を立てる方法
1.支柱を設置する
- 株元に土寄せする(支柱設置時には土寄せも行うことで株元を安定させ、倒伏防止効果が高まり不定根が増え株全体がさらに安定する)
- 畝の四隅に支柱を立てる
2.とうもろこしの周囲に防鳥ネットもしくは防虫ネットをする
- 畝の四隅に立てた支柱の周囲にネットをまいて固定する
3.必要時、防鳥テープをはる
※2回目の支柱を立てる際、1回目に立てたアーチ支柱またはダンポールもそのまま残しておいたほうが、強風対策になります。

支柱を立てるメリット
- 倒伏防止する:とうもろこしは背丈が高く強風や豪雨の際に倒れやすい植物で、支柱を設置することで茎や根の損傷を防ぎ、光合成効率の低下や病害発生リスクを軽減する
- 収穫量の向上する:支柱によって植物が安定することで健全な生育を促進できるため、収穫量が向上する
- 通気性をよくする :通気性がよくなることで、病害虫のリスクが少なくなる
支柱を立てるデメリット
- 手間がかかる
- コストがかかる
- 支柱の管理が必要
- 支柱設置時、根を傷つける可能性がある
支柱を立てる際のポイントと注意点
- 支柱は風対策のため、しっかりと立てるようにする
- 支柱を設置することで、とうもろこし同士が近づくなるため受粉しやすくなる
- 支柱設置時には土寄せも行うことで株元を安定させるため、倒伏防止効果が得られる
- 支柱が倒れそうになっていないか、定期的に点検する
- ネットがしっかり張れているか、定期的に確認する
まとめ|とうもろこしに支柱を立てて倒伏対策をしよう!!
今回の記事では、とうもろこしに支柱を立てる重要性から、具体的な方法、時期、注意点まで詳しく解説しました。
とうもろこしは草丈が高くなるため強風や雨に弱く成長とともに倒れやすいので、とうもろこしに支柱を立てることはとても重要な作業の1つです。
この記事で紹介したように、適切なタイミングで適切な方法で支柱を立てることで、強風や大雨からとうもろこしを守ることができます。
一方で支柱の設置には手間やコストがかかり、茎や根を傷つけないよう慎重に作業する必要があります。

支柱を立てる際に適切な管理を行えば、とうもろこしの栽培を成功させることができるので、ぜひ試してみてくださいね。
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