とうもろこしの実を守る方法
甘くて美味しいとうもろこし。
私たち人間だけでなく、鳥やアワノメイガなどの害虫にとっても魅力的な食べ物です。
家庭菜園で育てたとうもろこしが実り始めると、気になるのが鳥獣や害虫による被害ですよね。
収穫間近になってアワノメイガなどの害虫や、カラスなどの鳥に実が熟し始めた頃に先端をつついて食べられてしまい、がっかりした経験はありませんか?

せっかく育てた大切なとうもろこしを守りたい!

とうもろこしの実を守る方法を教えて!!

とうもろこしの実を守るための方法で、手軽に簡単にできる方法はあるの?
私は野菜作りを始めてから、現在まで下記の3カ所の貸し農園を借りてきています。
- 2020〜2022年 シェア畑
- 2022〜2024年 市民農園
- 2024年〜 マイファーム
そんな私も今までとうもろこしを栽培する際には、とうもろこしの実を収穫する前に100円ショップで購入することができる伸縮性のある『排水溝ネット』を被せるようにしています。こうすることで、鳥獣による害や虫による害も防ぐことができています。
今回は、手軽で安価にできる対策として100円ショップで手に入る『排水溝ネット』を使ったとうもろこしの実の保護方法を紹介します。
大切なとうもろこしを無事に収穫するために、ぜひこの「排水溝ネット」を試してみてはいかがでしょうか?

手軽な工夫で、美味しいとうもろこしの収穫を目指しましょう!
とうもろこし
分類
イネ科トウモロコシ属
原産地
アメリカ大陸
別名
トウキビ
ナンバンキビ
とうもろこしの害虫
- アワノメイガ
- アワヨトウ
- アブラムシ など
ワノメイガやアワヨトウの幼虫は、茎や実に穴を開けて実の中に入り食害します。
とうもろこしの鳥害
- カラス
- ヒヨドリ など
排水溝ネットを使用した実を保護する方法
大事に育てたとうもろこしを美味しく収穫するためには、害虫や鳥獣の被害を防ぎ、とうもろこしの実を守る対策が重要になります。
排水溝ネットをとうもろこしが熟す前に実に被せると、排水溝ネットの細かい網目が鳥獣だけでなくアワノメイガなどの害虫の侵入も防ぐことができます。
排水溝ネットを使用するメリット
- 必要物品が少なくてすむ
- 100均ショップで購入できるため、コストが抑えられる
- 100均ショップで購入できるため、手軽に手に入る
- 網目が細かいので、 鳥獣だけでなくアワノメイガなどの害虫の侵入も防ぐ
- とうもろこしの実が熟す前に、排水溝ネットをかぶせるだけで保護できる
- 伸縮性があるネットを使用することで、とうもろこしの成長を阻害しない
- ネットになっているため通気性が良い
- ネットを外さなくても、とうもろこしの実の様子を観察することができる
- ネットの網目が細かいので、虫や鳥獣による害を受けにくい
- 雨水が溜まりにくいので、病気になるリスクを軽減する
- ナイロンタイプの排水溝ネットは、繰り返し使うことができる
排水溝ネットを使用するデメリット
- 排水溝ネットを爪などで引っ掛けてしまうと、網目が崩れてしまうことがある
- 早くからとうもろこしの実に排水溝ネットを被せると、とうもろこしの実の成長を抑制する
- 排水溝ネットを被せるタイミングを見極めるのが難しい
- ネットをかけるのが早すぎると受粉の妨げになり、実がスカスカになる可能性がある
排水溝ネットを被せる時期
- 受粉が終わった頃(雌穂のひげが茶色く枯れ始めた頃)
必要物品
- 100均ショップで売っている伸縮性のあるストッキングタイプの深型の排水溝ネット
より強化するのであれば、以下のようなものと併用すれば、さらに保護を強化することができます。
- 紐(なくてもOKですが、排水溝ネットの開口部を縛るために紐を使うと隙間がなくなるため、より保護することができる)
- 防鳥ネット
- 支柱
- 鳥よけテープ
- テグス
とうもろこしの実に排水溝ネットを被せる方法
- ナイロン製の網目が細かい排水溝ネットを用意する
- 排水溝ネットを受粉したとうもろこしの実に優しく被せる
- 排水溝ネットの開口部をとうもろこしの茎部分に合わせ、隙間ができないように調整する
- 排水溝ネットの開口部を紐で縛る場合は、軽く縛るようにする
- 成長に伴ってネットが窮屈になる場合があれば、サイズを調整する
排水溝ネットを被せる際のポイントと注意点
- 伸縮性のある排水溝ネットを選ぶ
- 網目の細かい排水溝ネットを選ぶ
- とうもろこしの実にあったサイズの排水溝ネットを選ぶ
- 受粉が終わってから、排水溝ネットを被せる(雌穂のひげが茶色く枯れ始めた頃)
- 被害が出る前にネットを被せる
- 排水溝ネットが破れていないか定期的にチェックする
- 鳥よけテープと併用する
- テグスと併用する
- 排水溝ネットと併用して、とうもろこしの周りに防鳥ネットを張る
- 排水溝ネットと併用して、とうもろこし全体に上から防鳥ネットをかぶせるようにかける
実際に使用してみての感想
家庭菜園を始めて今までに何回かとうもろこしの栽培をしてきました。
わが家の畑で、防虫・防鳥のために試したのは以下の通りです。
- 100円ショップで購入した排水溝ネットをとうもろこしの実に被せる
- 鳥よけテープを張る
- とうもろこしの周りに防鳥ネットを張る
排水溝ネット以外に、他の資材も併用しました。

周りの畑のとうもろこしが鳥獣や害虫に食害されていても、わが家の畑のとうもろこしは被害にあうことはなく、美味しいとうもろこしを収穫することができました。

手軽で簡単にできる方法なので、ぜひ試してみてくださいね。
まとめ
とうもろこしは甘くて美味しいので収穫まであと1歩というときに、鳥獣や害虫による被害を受けやすいです。
そこで、今回紹介した100円ショップで購入できる排水溝ネットは、
- 伸縮性がある
- 網目が細かい
- 実を被せることができるサイズ
以上のものを選ぶことによって、鳥獣や害虫による被害を防ぐことができる万能な資材です。
1本のとうもろこしから1本しかできない大切なとうもろこし。
100均の排水溝ネットを使ったとうもろこしの実を守る方法は、簡単なのに効果が抜群です。
何回かとうもろこしの栽培をしてきましたが、周りの畑のとうもろこしが鳥獣や害虫に食害されていても、わが家の畑のとうもろこしは被害にあうことはありませんでした。

100均ショップの排水溝ネットは、とうもろこし栽培における害虫や鳥の被害を手軽に軽減できる便利なアイテムです。
大切なとうもろこしを無事に収穫するために、ぜひこの「排水溝ネット」を試してみてはいかがでしょうか?

手軽な工夫で鳥獣や害虫からとうもろこしを守り、美味しいとうもろこしの収穫を目指しましょう!
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