ナスの支柱の立て方

なすに支柱を使うのはなぜ?

簡単に支柱を立てる方法はあるの?

支柱はいつ立てたらいいの?

アーチ支柱を使ったなすの仕立て方を教えて!!
という疑問やお悩みをお持ちの方がいらっしゃるのではないでしょうか?
私は野菜作りを始めてから、現在まで下記の3ヵ所の貸し農園を借りてきています。
- 2020〜2022年 シェア畑
- 2022〜2024年 市民農園
- 2024年〜 マイファーム
最初は3本の支柱を使ってなすの3本仕立てにしていましたが、塚原農園さんが紹介していたアーチ支柱を使ったなすの支柱立てを始めてから簡単な方法で支柱の数も少なく出来きることから、この方法を採用しています。
この記事では、
- なすの栽培に必要な支柱に関する基本的な情報
- アーチ支柱の立て方
- 支柱を立てる時期
について詳しく解説します。
支柱は家庭菜園でなすを栽培する際に必要な資材です。
その際に使う支柱をアーチ支柱を使用することで、支柱の本数も少なく済む上に支柱を立てやすいのでおすすめです。

なすの栽培する際に役に立つので、ぜひ参考にしてくださいね。
一般的な支柱に関する情報
なすに支柱が必要な理由
なすの実が成長して大きくなると重みで茎が倒れやすくなるため、強風や雨の影響を受けやすい野菜です。そのため、折れたりしないように支える必要があります。
- 倒伏防止: 強風やなすの実の重みで倒れないようにする
- 病害虫予防: 地面との接触を減らし、風通しを良くすることで病気や害虫の発生を抑える
- 収穫量アップ: なすが安定して成長することで、良い実をたくさん収穫できる
- 作業効率向上: 誘引作業や収穫作業がしやすくなる
支柱を立てる最適な時期
植え付け直後と植え付けから約1ヵ月後のまだなすの苗が小さい段階で支柱を設置することで、根が安定し植物が倒れる心配が減り果実の重さによる倒伏を防ぐことができます。
また、なすが成長すると支柱が立てにくくなるため、早めに支柱を立てておくことで後から支柱を立てる手間も省けます。
- 植え付け直後に仮支柱の設置: 植え付け時に仮支柱を立てて、苗が倒れないようにします。この段階では、苗が根付くまでの間、支える役割を果たします。
- 本支柱の設置: 植え付けから約1ヶ月後、草丈が約50cm程度になった頃に本支柱を立てます。このタイミングで支柱を設置することで、成長する主枝や側枝をしっかりと支えることができます。
なすに支柱を使うメリット
- なすの実の重みで倒れにくくなる
- 雨や風による茎が折れにくくなる
- 病気のリスクが減少する
- 収穫がしやすくなる
なすに支柱を使うデメリット
- 支柱の本数がたくさん必要
- 茎が成長していく中で、支柱にしっかりと固定していかなければならない
- 茎と支柱を結ぶ際には、茎が曲がったり傷ついたりすることがある
- 茎の向きに合わせて支柱を調整する必要がある
- 栽培途中で、仮支柱から本支柱に変える必要がある
支柱を使う際のポイント
- 茎が折れないように固定する
- 支柱の成長に合わせて、支柱の高さを調節する
- 茎が折れないように固定する
- 茎が傷つかないように、紐でゆるく支柱に固定する
アーチ支柱
ナスの栽培にはしっかりとした支柱が必要ですが、どうしても支柱の準備に費用がかかることがあります。そんな時におすすめなのが、100円ショップで手に入る「アーチ支柱」を活用する方法です。
アーチ支柱は軽量で扱いやすく、100円ショップで購入できるため、コストパフォーマンスも抜群です。
今回は、100均のアーチ支柱を使ってナスの支柱を立てる方法をご紹介します。
アーチ支柱とは
アーチ支柱とは、形がアーチ状になっている支柱のことで、ビニールトンネルを作る際に使われる資材のことです。

なすにアーチ支柱を使うメリット
- 複数の支柱を組み合わせる必要がなく、一本で設置できるためアーチ支柱の本数が少なくてすむ
- アーチ支柱は100円ショップでも購入できるため、経済的である
- 複数の支柱を組み合わせる必要がないため、設置が簡単にできる
- アーチ状の形状が強度を高めるので、しっかりとナスを支えることができる
- コンパクトに設置できるため、狭いスペースでも使いやすい
- 作業がしやすい
- アーチ状の見た目がいい
- なすの実の重みで倒れにくくなる
- 雨や風による茎が折れにくくなる
- 病気のリスクが減少する
- 収穫がしやすくなる
なすにアーチ支柱を使うデメリット
- 使わないときの保管に場所をとる(夏場はなす栽培、冬場はトンネル栽培というように使うのであれば、保管場所は考えなくてもいいので、デメリットにはならないです)
- 大きく育ったなすには強度が弱くなるので、他の支柱と組み合わせて使用しなければならない
アーチ支柱の立て方
必要物品
- アーチ支柱:1株あたり1本のアーチ支柱を使用する。サイズはナスの成長に合わせて適切なものを選ぶ
- 園芸用テープまたは麻紐:アーチ支柱とナス、アーチ同士を固定するために使用する。
- はさみ
- スコップ
- 軍手
- 苗
- ハンマーまたはトンカチ:アーチ支柱を地面に打ち込む際に使用する
アーチ支柱を固定する際に、平ビニール紐を使用しました。使っていくうちに風などによりビニール紐が切れそうになったことがありました。
ビニール紐ではなく、支柱用のワイヤーや麻紐を使用するほうが良かったと思いました。
アーチ支柱の設置の方法
- 支柱は主枝の近くに立て、麻ひもやテープで誘引する
- 支柱の高さは150cm程度が適しており、V字型に配置する方法が一般的。
1.アーチ支柱を設置する場所を決める
ナスは日光を好むため、日当たりの良く風通しが良い場所を選んで、支柱を立てる準備をする。
ナスの苗を植え付けた株元から少し離れた位置に、アーチ支柱を立てる場所を決める。株に近すぎると根を傷つける可能性があるので注意。
2.アーチ支柱を地面に刺す
アーチ支柱を、ナスを植える場所にセットする。
支柱が地面にしっかりと刺さるように、ハンマーなどで軽く打ち込んで固定する
アーチがしっかりと立つように、深さや位置を調整する
3.アーチ支柱を地面に差し込む
アーチ支柱の両端を地面に垂直に差し込む
必要時ハンマーやトンカチを使う
しっかりと固定する
4.なすと支柱を固定する
ナスの苗を支柱に固定するために、麻紐や支柱用ワイヤーを使う
苗の茎が傷つかないように、支柱に優しく結びつける
強く締めすぎないように注意し、苗が自由に成長できるスペースを確保する
ナスが成長してきたら、倒れないように支柱に誘引する
5.成長とともに調整する
成長に合わせて、数カ所を固定する
ナスが成長してきたら、支柱に余裕を持たせて紐を調整する
重くなった果実を支えるために、アーチ支柱の上部に紐をかけて、バランスを取る
アーチ支柱が曲がったり、倒れたりしないように定期的にチェックする
まとめ
なすの支柱は、健全な成長をサポートするために必要不可欠なアイテムです。適切な支柱を選び、設置方法を守ることで、なすの栽培が成功し、豊かな収穫を得ることができます。
100均のアーチ支柱を使ったナスの支柱立ては、経済的で簡単に実践できる方法です。
正しい手順を踏めば、アーチ支柱はナスの成長をしっかりと支えて風雨による倒伏を防ぎ、日当たりや風通しを良くすることで、病害虫の予防にもつながる優れた方法です。
今回は、初心者の方でも簡単にできる、アーチ支柱を使ったナス支柱の立て方をご紹介しました。アーチ支柱は、ナス栽培を成功させるための強い味方です。

初めての方でも安心してナス栽培に取り組めるので、アーチ支柱を使ったなすの栽培方法をぜひ試してみてくださいね。
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