家庭菜園に最適!マルチ穴あけカッターのDIYガイド
家庭菜園をされている方は、マルチシートを使っている方が多いのではないでしょうか?
マルチシートには、穴が空きやすいようにミシン目が入ったものと、ミシン目が入っていないものがあります。

なるだけコストが安いマルチシートを使いたい!!

苗や種を植えたい場所に穴を開けたい!!
という方は、ミシン目が入っていないマルチシートを購入される方が多いかと思います。
このようにミシン目がないマルチシートを購入して種や苗を植える際、自分でマルチシートに穴を開けなければなりません⋯
マルチ穴あけカッターが必要になったとき、

マルチ穴あけカッターは、高いので自分で作りたいんだけど、どうやって作ったらいいの?

マルチ穴あけカッターはあまり使わないので、なるべく安いコストで作ってみたい!!

作り方を教えて!!
という方がいらっしゃるのではないでしょうか?
私は野菜作りを始めてから、現在まで下記の3カ所の貸し農園を借りてきています。
- 2020〜2022年 シェア畑
- 2022〜2024年 市民農園
- 2024年〜 マイファーム
私たち夫婦もマルチ穴あけカッターは、あまり使う頻度が高くないのにコストがかかるがので、マルチシートに穴を開ける際にマルチ穴あけカッターを自作できないものかと悩んでいました。
そんな私たち夫婦が、ペットボトルとスチール缶を使って、2種類のマルチ穴あけカッターを作ってみました。
ペットボトルとスチール缶、それぞれ自作したものも家庭菜園で穴を開ける程度であれば十分使えまあす。
今回はペットボトルとスチール缶を使った、2種類のマルチ穴あけカッターを作る方法・使用感・注意点について紹介します。

マルチ穴あけカッターを作ってみてくださいね〜
マルチ穴あけカッター
マルチシートに穴をあけることができる便利な農具です。

使用方法
- シートの上からマルチ穴あけカッターを押しつけて、植え付けるための穴をあける
※穴をあけると同時に、マルチシートの中の土を掘り起こすことができる
良い点
- きれいに穴があく
- シートの植えたい部分に穴をあけることができる
- さびに強いステンレス製
悪い点
- 値段が高い
- 先がギザギザしているので危険
シェア畑でマルチ穴あけカッターを使用していましたが、取手がついていて使いやすかったです。長期で使いたいという方には、市販のマルチ穴あけカッターがおすすめです。
ペットボトル
500mlのペットボトルがあれば、0円で作ることができます。
準備するもの
- 500mlのペットボトル 1本(※炭酸が入っている硬めのペットボトル)
- 作業用手袋
- カッター
- ハサミ
- 段ボール
- フェルトペン
- 定規
方法
- 段ボールの上にペットボトルをおいて、ペットボトルの上から1/3のあたりにフェルトペンでマーキングする
- マーキングした部分をカッターとハサミを使って切る
- 上の細くなっている部分(ペットボトルのキャップ側)を持ち手に使用するため、切った上の部分をマルチカッターとして使用する
- 3のマーキングした部分をカッターとハサミで切る
※ペットボトルを扱う際には滑りやすいので手を切らないように、作業の際は必ず滑り止めがある作業用の手袋を使用するようにしてください。
使用感

ペットボトルで自作したマルチカッターでも、マルチシートに穴をあけることができます。
良かった点
- 500mlのペットボトルが1本あれば、0円でマルチカッターが作ることができる
- マルチシートをカットする際も土も一緒に取れるので、ポットの苗を植え付けするときは便利
悪かった点
- マルチ穴あけカッターより力がいる
- たくさんの穴を開けると切れ味が悪くなる
- ペットボトルを切る際、ペットボトルが転がって滑りやすいのでけがをする可能性がある
- ペットボトルで作ったマルチ穴あけカッターを廃棄する際、そのまま捨てると危険
同じ日にマルチシートにたくさんの穴を開ける場合は、切り口が駄目になる場合があるので何個か作っておくほうがいいです。
スチール缶
キャップがついているコーヒーなどのスチール缶であれば、0円で作ることができます。
準備するもの
- キャップ付きのコーヒーなどのスチール缶 1本(※なるだけ硬めの缶)
- 作業用手袋
- カッター
- ハサミ
- 段ボール
- フェルトペン
- 定規
方法
- 段ボールの上にスチール缶をおいて、上から約15cmくらいの位置をフェルトペンでマーキングする
- マーキングした部分をカッターとハサミを使って切る
- 上の細くなっている部分(スチール缶のキャップ側)を持ち手に使用するため、切った上の部分のみをマルチ穴あけカッターを使用する
- 3のマーキングした部分をカッターとハサミで切る
※スチール缶を切る際、スチール缶が滑りやすいので手を切らないように、作業の際は必ず滑り止めがある作業用の手袋を必ず使用するようにしてください。
使用感

良かった点
- キャップ付きのコーヒーが入っていたスチール缶があると、0円でマルチカッターが作ることができる
- マルチシートをカットする際に土も一緒に取れるので、ポットの苗を植え付けするときは便利
悪かった点
- スチール缶を切る際、スチール缶が転がって滑りやすいので、けがをする可能性がある
- ペットボトルで作ったマルチ穴あけカッターを廃棄する際、そのまま捨てると危険
- たくさんの穴をあけると、切りにくくなる
使用したスチール缶が柔らかかったのか、ペットボトルで作ったマルチ穴あけカッターよりもすぐに使えない状態になってしまいました。
もう少し厚めの缶をマルチ穴あけカッターにしたほうが、何度も使えたかもしれません。
ただ、缶が厚くなると缶を切るのが難しくなるので、自作する際に缶を切る工程でけがをする可能性もあるため注意が必要となります。
スチール缶の切り口を市販のマルチ穴あけカッターのようにギザギザにしてマルチシートに穴をあけてみたら、数回穴を開けると先が折れ曲がってすぐに使えなくなりました⋯
まとめ|マルチ穴あけカッターは自作できます!!
結論、マルチ穴あけカッターは、ペットボトルやスチール缶があれば0円で作ることができます。
実際にペットボトルやスチール缶で自作したマルチ穴あけカッターで、穴を開けることができました。
マルチ穴あけカッターは使う頻度が少ないわりに購入すると高いので、ペットボトルやキャップ付きのスチール缶があれば、0円で作ることができます。
ただ市販のマルチ穴あけカッターに比べると、ペットボトルとスチール缶で作ったマルチ穴あけカッターは、シートにたくさんの穴をあけると切れ味が悪くなります。
使い捨てでOKと考えるのであれば、マルチ穴あけカッターを自作すると安いコストでできます。
ペットボトルとスチール缶の切り口を市販のマルチ穴あけカッターのようにギザギザにしたものを自作して使ってみましたが、数回穴を開けると先が折れ曲がってすぐに使えなくなります⋯

自作する際に加工する手間もあり危険なので、市販のものでコストが安い「スパイラルニップル」というものが代用品として使えます。
スパイラルニップルについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。
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