おすすめのミニトマトの品種

家庭菜園を始めてみたいんだけれど…

どんな野菜の栽培を始めたらいいのかわからない…

どんな品種が初心者におすすめですか?
そんな初心者の方におすすめの野菜は、『トマト』です。
トマトにはミニトマト・中玉トマト・大玉トマトがありますが、この中では『ミニトマト』が一番育てやすく、収穫の喜びを味わえるためおすすめです。
ミニトマトにもかなりの品種があり、年々様々な品種のミニトマトの苗が増えてきていて、どの品種を選んだらいいかお悩みの方も多いのではないでしょうか?
私は野菜作りを始めてから、現在まで下記の3ヵ所の貸し農園を借りてきています。
- 2020〜2022年 シェア畑
- 2022〜2024年 市民農園
- 2024年〜 マイファーム
私も毎年トマトを栽培していますが、年々さまざまな品種が増えてきているため、どの品種の栽培をすればいいか毎年悩んでいます…
たくさんの品種の中でも、病気に強い品種の苗を選べば、初心者でも失敗しなくて安心です!
この記事では、初心者におすすめのミニトマトの品種とその栽培方法について詳しく紹介します。
これからミニトマトを育ててみたいと思っている方は、それぞれの特徴を比較しながら、あなたにぴったりの品種を見つけて栽培してみてくださいね。
おすすめの品種
以下の表に、初心者におすすめのミニトマトの品種をまとめました。
品種名 | 実の色 | 実の形 | 甘さ | 酸味 | 難易度 | 特徴 | おすすめポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|
アイコ | 赤 | 楕円形 | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | 果肉がしっかりしていて崩れにくい | お弁当に最適。裂果しにくく保存性◎ |
イエローアイコ | 黄色 | 楕円形 | ★★★★☆ | ★☆☆☆☆ | ★★★☆☆ | 甘味が強く酸味控えめ、やさしい味 | フルーティーで子どもにも大人気 |
千果(ちか) | 赤 | 丸型 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | 多収で栽培しやすい、家庭菜園初心者向け | 栽培が簡単でたくさん収穫できる |
フルティカ | 赤 | 丸型 | ★★★★★ | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | 高糖度でジューシーな味わい | 甘さ重視の方に最適、サラダにぴったり |
★の目安
- 甘さ・酸味:★が多いほど強い
- 難易度:★が多いほど難しい(手間がかかる)
甘さを追求するなら『アイコ』や『フルティカ』、収穫量を重視するなら『フルティカ』がおすすめです。
おすすめの理由
ミニトマトの中で上の表の品種を選んだ理由は、以下の通りです。
- 病気に強い
- 収穫が多い
- 育てやすい
- 糖度
- 風味がよい

コストはかかりますが、接ぎ木苗を選ぶと病害虫に強いため育てやすいです!!
ミニトマト栽培方法
トマトの基本の栽培方法は以下の通りです。
良い苗選ぶ
初心者は種からよりも苗から植える
栽培しやすい品種を選ぶ接ぎ木の苗を選ぶ
苗は1番花が咲いていているもしくは、蕾が付いている苗を選ぶ
葉が8枚程度のもの
植え付け時期
苗の植え付けは4月下旬~6月(地域によって若干異なります)
土作り
プランターで栽培する場合は直径・深さともに30cm以上のものを用意する
プランターの場合は、野菜用の培養土を使用する
畑に植える場合は、株間35〜40cmにする
植え付け
日当たりのいい場所に植える
支柱立てと整枝
植え付け時に支柱を立て、茎が倒れないように固定する
1~3本仕立てにし、わき芽は早めに摘む
水やりと肥料
土が乾いたらたっぷり水やりする
実が付くまでは肥料控えめにする
適宜追肥する
病害虫対策
強い品種を選ぶ
接ぎ木苗を選ぶ
アブラムシやハダニなどの害虫対策をする(コンパニオンプランツを植えるなど)
風通しを良くする
定期的に観察して早期発見、早期対策を行う
初心者が失敗しないためのポイント
1. 苗選び|元気な苗を選ぶ
- 葉の色が濃く、茎が太くてしっかりしている苗を選ぶ
- 病害虫の被害がないかもよく確認する
- ポットの底から出てる根の色を確認する(白い根が少し見えている苗は根張りが良く、茶色いものは老化している
2. 水やり|乾燥気味を好む
- ミニトマトは乾燥気味を好む
- 土の表面が乾いてからたっぷりと水を与える
- 毎日少しずつ水をやるのは、根腐れの原因になる
- 特に梅雨時期や雨の日が続くときは、水のやりすぎに注意する
- プランター栽培の場合は、底に水が溜まっていないか確認する
- プランター栽培の場合は、土が乾燥しやすい
3. 日当たりと風通し
- 日当たりがいい場所に植え付けする
- 1日に5~6時間以上は日が当たる場所に植え付けする
- 風通しが良い場所に植える
- 株間を守る
4. 肥料|タイミング
- 植え付け時には、元肥として緩効性の肥料を混ぜ込んでおく
- 追肥は一番花が咲き始めた頃から、2~3週間に一度を目安に与える
- 肥料を与えすぎると、実がつきにくくなったり、味が落ちたりすることがあるので注意する
5. 支柱立て|倒伏防止
- ミニトマトは成長すると茎が伸び、実もたくさんつくので、必ず支柱を立てる
- 早めに支柱を立てておく
6. わき芽かき|収穫アップ
- ミニトマトの葉の付け根から出てくるわき芽は、小さいうちに摘み取る(わき芽かき)
7. 病害虫対策
- 早期発見する
- 早期対策する
- 有機栽培の場合は、自然由来の忌避剤や殺虫剤などを試してみる
8. 水やり
- 水やりは、気温の低い朝に行う
- 日中に水やりをすると、葉が濡れた状態で日光に当たり、葉焼けの原因になることがある
まとめ
ミニトマト栽培は、初心者でも気軽に始められる家庭菜園初心者にぴったりの野菜です。
ミニトマトは、品種によって味わいや見た目、育てやすさが大きく異なります。甘さを追求するなら『アイコ』や『フルティカ』、収穫量を重視するなら『フルティカ』がおすすめです。
自分にあった品種選びと栽培のコツを押さえれば、家庭菜園初心者でもミニトマトの栽培に失敗しにくく、たくさんの実りを楽しむことができます。
この記事のおすすめの品種表を参考に、自分の育て方や食べ方に合ったお気に入りの品種を、ぜひ見つけてみてください。
自分で育てた新鮮なミニトマトを収穫して食べると、きっと格別の美味しくて感動します!!
ミニトマトは初心者でも育てやすく、家庭菜園にぴったりの野菜です。

ぜひ、ミニトマトの栽培にチャレンジしてみてくださいね。