マルチ穴あけカッターの代用品を紹介
家庭菜園で種や苗を植えて農作物を栽培するとき、地温を上昇させたり雑草を防ぐために、マルチシートを使用する方が多いですよね〜
マルチシートは農作物を栽培するために、かかせない資材です。
マルチシートには穴があきやすいようにミシン目が入ったものと、ミシン目が入っていないものがあります。

なるべくお金をかけずに、野菜を育てたい!!

植えたい場所に自分でマルチシートに穴をあけて野菜を育てたい⋯
という方は、ミシン目が入っていないマルチシートを購入される方が多いと思います。
私はマルチシートに穴を開ける際に、以前ペットボトルとスチール缶を使ったマルチ穴あけカッターを自作しましたが、長期で使用できそうなもので代用できるものがないかと悩んでいました。
私は野菜作りを始めてから、現在まで下記の3カ所の貸し農園を借りてきています。
- 2020〜2022年 シェア畑
- 2022〜2024年 市民農園
- 2024年〜 マイファーム
そんな夫と私はホームセンターに通ってマルチ穴あけカッターの代用品を探していたところ、換気の配管工事で使用される『スパイラルニップル』を代用品として使えそうなので使ってみました。
2025年現在、3年近く使っていますが丈夫で使いやすいです。
今回の記事では、マルチ穴あけカッターの代用品として、『スパイラルニップル』を紹介します。
マルチ穴あけカッターとは
苗や種を植える際にマルチシートやビニールシートに、穴をあけることができる便利な農具です。

使用方法
- シートの上からマルチ穴あけカッターを押し付ける
穴をあけると同時に、土を掘り起こすことができます。
良い点
- きれいに穴があく
- シートの植えたい部分に穴をあけることができる
- さびに強いステンレス製
悪い点
- 値段が高い
- 先がギザギザしているので危険
そこで今回の記事では、マルチ穴あけカッターの代用品として、長期間使用できる丈夫な『スパイラルニップル』について紹介します。
スパイラルニップルとは
スパイラルニップル
- 『継ぎ手』や『継ぎ管』と呼ばれている
- パイプやホースを接続するための部品
- 換気システムに使用する配管部品
- 湿気の多い場所や屋外で使用されるため耐久性がある部品


スパイラルニップルは、どこで売っていますか?

ホームセンターの換気の配管工事のコーナーに置いてあります。
特徴
- パイプやホースを接続するための部品
- 耐腐食性や耐候性が求められる環境でも使用される
- 湿気の多い場所や屋外で使用されるため耐久性がある
- 換気システムにおいて重要な役割を果たす配管部品
大きさ
ニップルの大きさと形状は、さまざまな種類のものがあります。
直径
・75〜1000Φ
私が実際にマルチ穴あけカッターの代用品として使用しているニップルの大きさ
直径 75Φ
この大きさであれば、ポットの苗を植えつけることができます。
材質
- 亜鉛メッキ鋼板
使用用途
- 配管やホースを接続するために使用される
- 配管の寸法が短い場合や配管の方向を変える際に使用される
- 集合住宅の調理室・浴室トイレの換気ダクト
- 冷暖房用ダクト
- オフィスビル・店舗ビルのダクト
- トンネル内の送排気管
- 産業用建物の集塵用ダクト
形状
管の両端にねじが切られた円柱状の部品
売っている場所
ホームセンターの換気コーナー
2025年1月現在 コーナンPRO 75Φ 218円(税別) 239円(税込)
代用品としてスパイラルニップルを使う方法
使用方法
スパイラルニップルは加工する必要がなく、そのまま使用できます。
- 保温シートで保護していない側をマルチシートに当てる
- そのままシートに押し付けるか、左右に少しねじるようにして押す
- マルチシートに穴があくと同時に、マルチシートの中の土も取り出すことができる

ただし、両側の部分が少しだけ鋭利になっているので素手で触らず、必ず作業用手袋を使用するようにしてください。
下記の写真は手に当たる側に、家にあった不要な保温シートの厚めのもの巻き付けています。

メリット
- 加工せずそのまま使うことができる
- 土も同時に取れるので、ポット苗の植え付けがしやすい
- 耐久性がある(耐腐食性や耐候性が求められる環境でも使用できる)
- ホームセンターで購入すると安い
デメリット
- 両側が少し鋭利になっているので、手に当たる側(手で持つ方)は保護して痛くならないように保護する必要がある
まとめ
スパイラルニップルは、マルチ穴あけカッターの代用品として使えます!!
サイズは75Φのものが使いやすいです。
通販でも購入できますがホームセンターであれば300円ほどで購入できるので、マルチ穴あけカッターよりもコストが安くすみます。
スパイラルニップルは、『継ぎ手』や『継ぎ管』と呼ばれているパイプやホースを接続するための部品で、湿気の多い場所や屋外の換気システムに使用されるため耐久性があります。
ペットボトルやスチール缶に比べると壊れにくく、長期で使うことができます。
加工せずにそのままマルチ穴あけカッターとして使用できますが、両側が少し鋭利になっているので、手に当たる側(手で持つ方)は痛くならないように保護する必要があります。
また、使用する際には、作業用の手袋を着用してから使用すると安全です。
使用するときに、シートに押し込むか、左右にねじりながら押し込んで取り出すと土ごと取れるため、苗の植え付けが楽にできます。
最初はマルチシートに穴をあけるのにコツがいるかもしれませんが、コツさえつかめばとスムーズにできます。

ぜひ、マルチ穴あけカッターの代用品として使ってみてくださいね。
ペットボトルとスチール缶でもマルチ穴あけカッターの代用品として使うことができます。
ペットボトルとスチール缶でマルチ穴あけカッターを自作する方法については、以下の記事をご覧ください。
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