じゃがいもの植え付け
じゃがいも栽培は、植え付け作業の出来・不出来で収穫量が大きく左右します。

種芋は準備したけれど、どれくらいの深さに植えるといいですか?

じゃがいもを植え付ける間隔は、どのくらい空ければいいの?
そんな疑問を抱えたまま、何となく植えてしまっていませんか?
私は野菜作りを始めてから、現在まで下記の3カ所の貸し農園を借りてきています。
- 2020〜2022年 シェア畑
- 2022〜2024年 市民農園
- 2024年〜 マイファーム
わが家では毎年、春と秋にじゃがいもを育てています。
以前、種芋を深く埋めすぎてしまい、芽がなかなか地上に出てこなかったことがありました。その結果、発芽が遅れ、生育もよくなかった経験をしています。この経験から、「植え付けの基本」がどれほど重要かを実感しました。
この記事では、家庭菜園初心者でも失敗しにくいじゃがいもの植え付け方法を、準備から管理まで丁寧に解説します。
- 春植えじゃがいもの栽培スケジュール
- じゃがいも植え付け前の土づくり
- 植え付け前に必ず確認したいポイント
- じゃがいもの植え付け方法
- よくある失敗と原因
春植えじゃがいもの栽培スケジュール
春植えじゃがいもの栽培スケジュールは以下のようになります。
- 種芋の購入:1月〜3月
- 芽出し(浴光育芽):植え付けの2〜3週間前
- 土づくり:植え付けの2〜3週間前
- 植え付け時期:3月〜4月(地域差あり)
- 収穫時期:6月〜7月
この中で特に重要なのが、植え付け前の準備期間です。この工程を丁寧に行うことで、成功率が大きく高まります。
※植え付け時期は、地域によって異なります。
じゃがいも植え付け前の土づくり
適した土壌条件
じゃがいも栽培に向いている土の条件は以下の通りです。
- 水はけが良い
- ふかふかで通気性がある
- 弱酸性(pH5.0〜6.0)

石灰を入れすぎると「そうか病」が出やすくなるため注意しましょう。
植え付け2〜3週間前に行う作業
- 深さ20〜30cmまでしっかり耕す
- 完熟堆肥を1㎡あたり2〜3kg施す
※未熟堆肥は病気の原因になるため使用しないようにします。 - 元肥として化成肥料(N-P-K=8-8-8程度)を1㎡あたり100〜150g施す
※窒素分が多すぎると葉ばかり茂る「つるぼけ」になるため、肥料は控えめが基本です。
植え付け前に必ず確認したいポイント
天候チェック
- 晴れまたは曇りの日
- 強風ではない
- 雨予報がない
- 前日も晴れており、土が乾いている
種芋の状態確認
- 芽がしっかりしている
- 切り口が完全に乾燥している
- 異臭や変色がない
- 持ったときに重みがある
じゃがいもの植え付け方法
1.植え溝を作る
- 溝の深さ:5〜10cm
- 株間:30cm
- 条間:60〜70cm
※深く植えすぎると発芽が遅れ、腐敗の原因になります。
※株間が狭いと芋が大きく育ちません。
2.種芋を並べる
基本は芽を上にして配置します。
- 切った種芋:切り口を下、芽を上
- 小芋の場合:芽が上、へそが下

芽が折れないよう、丁寧に扱いましょう。
※全面施肥していない場合は、種芋の間に専用肥料を一握り置きます。
※肥料が直接芋に触れないよう注意してください。
3. 覆土(ふくど)する
- 覆土の厚さ:5〜10cm
- 春の低温期:5cm程度
- 高温期:7〜8cm
※柔らかい土を被せ、軽く押さえて芋と土を密着させます。強く鎮圧しすぎないのがポイントです。
4.後の管理方法
発芽まで(植え付け後〜2週間)
- 発芽の確認(10〜14日が目安)する
- 欠株チェックする
- 雑草除去する
- 遅霜対策(不織布などを使用する)する
発芽後〜草丈10cm
- 芽かき:2〜3本残す
- 太く元気な芽をおいておく
草丈15〜20cmで土寄せ&追肥
- 株元に5〜7cm土を寄せる
- 追肥:1株あたり10〜15g施す
- 茎を埋めすぎないよう注意する
じゃがいもの植え付けで失敗しないための注意点
- 雨の日は植え付けない
- 深植え(15cm以上)を避ける
- 黒マルチで地温アップ&雑草対策
- 連作を避ける(3〜4年空ける)
※ナス科野菜(トマト・ナス・ピーマン)の後作は避け、マメ科作物の後が理想です。
よくある失敗と原因

じゃがいもの芽がでないのですが⋯

- 植え付けの時期が早い
- 植え付けする深さが高い
- 種芋が腐ってしまった
というのが原因であることが多いです。

種芋が腐るのはどうしてですか?

畑の水はけが悪かったか、切り口が乾燥していないのが原因です。

収穫したじゃがいもが小さいのですが⋯

株間が小さい、肥料が多くてつるボケになっていることが原因です⋯
まとめ
じゃがいも栽培を成功させるポイントは、
- 適切な植え付け時期
- 種芋の芽出し
- 正しい深さ
- 十分な株間
- 丁寧な土づくり
- 水はけの良さ
これらを意識して作業すれば、家庭菜園初心者でもしっかり収穫できます。

ぜひこの記事を参考に、ひとつひとつの工程を丁寧に行い、豊作を目指してくださいね!
