貸し農園の選び方

家庭菜園を始めてみたいんだけど⋯

今貸し農園を借りて家庭菜園をしてるんだけど、違う農園を借りたいのですが⋯
貸し農園を借りて家庭菜園を始めてみようと思っている方や現在貸し農園で家庭菜園をしている方で、様々な理由から別の農園に移りたいと思っている方がいらっしゃるのではないでしょうか?
そのような方たちの中で、

どんな貸し農園を選んだらいいのかわからないのですが⋯

どんな点に注意して、貸し農園を選んだらいいの?

貸し農園を選ぶときのポイントはありますか?
という悩みをお持ちの方がいらっしゃるのではないのでしょうか?
野菜作りをしたことがない初心者の私も、最初に貸し農園を借りて野菜作りを始めようとしたとき、

どんな貸し農園があるの?

家庭菜園初心者は、最初にどんな貸し農園を借りたらいいの?
というような悩みがありました。
なぜなら貸し農園は、自治体・民間企業・農業共同組合・個人(農家)などが様々なところが運営しており、サポートやサービスに違いがあったからです。
私の貸し農園の経緯は以下の通りです。
- 2020〜2022年 シェア畑
- 2022〜2024年 市民農園
- 2024年〜 マイファーム
私は野菜作りを始めて、現在まで上記の3ヵ所の貸し農園を借りてきました。
私たち夫婦は野菜作り未経験の初心者で、自分たちの目的やレベルに合った貸し農園を探し求めて、貸し農園借り換えし現在に至ります。
今回の記事では、貸し農園の選び方、メリットやデメリットを知ることができます。
これらを知ることで、自分のレベルに合った貸し農園を選ぶことができ、継続して楽しい家庭菜園ライフを楽しむことができます。
貸し農園契約までの流れ
貸し農園を選んで契約するまでのおおよその流れは、以下の通りです。
家庭菜園の目的を決める
↓
自分のレベルを知る
↓
農園を種類を選ぶ
↓
通いやすい場所か、住宅地の中か自然が多い場所かを確認
↓
アクセス方法、車または交通公共機関で通える場所かを確認
↓
必要な設備が整っているかを確認
↓
管理体制がちゃんとされているか確認
↓
サービスやサポートの内容
↓
口コミや評判
↓
貸し農園の見学&説明を聞く
↓
契約内容の確認
↓
契約
※人によって順番が、多少前後する場合があります。
貸し農園の選び方
貸し農園を選ぶ際には家庭菜園を行う目的と、自分の家庭菜園のレベルを確認することが重要です。
これらが確認してから、様々な注意点やポイントを確認することで、自分に合った貸し農園を選ぶことができます。
貸し農園を選ぶときの注意点
貸し農園を選ぶ際には、注意点があります。
以下に注意したほうがいい点を詳しく記載していますので、これらに注意して自分に合った貸し農園を選んでみてください。
家庭菜園の目的を決める
家庭菜園を行う目的を明確にすることで、自分にとって最適な貸し農園の環境や設備が変わってきます。
また、目的によって選ぶ農園の種類が変わってくるので、家庭菜園を行う目的を確認することから始めるようにしてください。
目的の例としては、下記のようなものがあります。
- 子どもの食育の場にしたいのか
- 種から育苗して収穫までを楽しみたいのか
- 収穫のみの体験がしたいのか
- 滞在型か短期型か
- 個人でするのか、グループでするのか

家庭菜園を行う目的は、きちんと確認しておきましょう。
自分のレベルを知る
今までに家庭菜園の経験があるかないかによって、貸りる農園の種類が変わってきます。
- 初心者
- 中級者
- 上級者
- 今までに何年くらい家庭菜園をしてきているか
初心者であれば専門家によるサポートや道具や苗などの用意してくれる貸し農園を選ぶと、安心して家庭菜園をすることができます。
中級者〜上級者、初心者であっても何年か家庭菜園を経験したことがある方は、自分たちで自由に家庭菜園ができる農園を選ぶと楽しい家庭菜園ライフを送ることができます。
農園を種類を理解して選ぶ
貸し農園は民間企業や地方公共団体などが運営しており、それぞれ料金・サービス・契約の内容が異なります。
貸し農園の種類
- シェア畑
- 市民農園
- 体験農園
- レンタル農園
- 週末農園 など
場所
自宅からの距離や時間、交通手段を考慮することが重要です。自宅から貸し農園までが遠いと通い辛くなります。
- 自宅から近い場所か
- 移動時間はどのくらいか
- 公共交通機関で通える場所か
貸し農園を借りる際に注意したほうがいい場所
住宅に囲まれている貸し農園は、
- 肥料の臭い
- 農作業の音
- 話し声 など
苦情がある場合もあります。気になる方は避けたほうがいいかもしれません…
アクセス方法
貸し農園で家庭菜園を行う場合、水やりや草抜きなどの管理のために貸し農園に通わなければならないので、アクセスがいい場所を選ぶようにします。
- 車で通える場所か
- 自転車や徒歩で通える場所か
- 公共交通機関で通える場所か
貸し農園の近くに農業用品が売っているお店が近くにあると、すぐに買いに行けるので便利です。
設備
設備が整っているほうが、快適な家庭菜園ができます。
- 水道は使いやすいか
水は野菜を育てるうえで重要です。
※水道が出にくい場所や水が枯れている場所は要注意です。
以前借りていた市民農園の水道は公園でよく使われている蛇口で、回したままにしないと水がでないものだったので、水道が使いにくかったです。
- 排水の設備が整っているか
以前借りていた市民農園は、排水の水が畑に溢れていることが多くありました。ある日水が溢れ出して畑が水浸しになっていたので、他の利用者さんとバケツリレーで水を出してみると、排水管がなく土に染み込ませて排水させている状態でした。
排水しにくい場所は畑が水浸しになってしまい、野菜に悪影響を与えてしまうことがあるので、貸し農園を選ぶ際には注意したほうがいいです。
- 農作業に必要な最低限の種類の農具が整っているか
- 十分な数が揃っているか
普段の農作業に必要なじょうろ、スコップ、バケツなどや畑を耕す際に必要な農機具がある貸し農園の方が便利です。
どうしても他の利用者さんと畑を耕す時期が重なってしまいます。特に週末や祝日に畑作業をする方が多いので、農具の数はある程度揃っているほうが作業がすすめやすくなります。
どのような資材が利用できるか
貸し農園によってはネットや支柱、肥料などの資材を貸してくれるところがあります。
以前利用していたシェア畑は農作業するために必要な資材がほぼ揃っていて、手軽に家庭菜園をすることができました。
- 屋根があるか
- ベンチがあるか
昨今の暑さで農作業中に熱中症になることが増えてきていたり、急に雨に降られることもあるので、屋根とベンチがある休憩所がある貸し農園を借りるほうがいいです。
- トイレがあるか
農作業の時間は長くなることもあるので、トイレがある方が便利です。
- 駐輪場があるか
- 貸し農園専用の駐車場があるか
- 貸し農園専用駐車場がなければ近所に有料駐車場があるか
※使用する農園によって設備は異なるので、実際に見学して確認したほうがいいです。
管理体制
- 貸し農園の管理はちゃんとされているか
- 畑や道具などの定期的なメンテナンス
- 害虫対策
- 鳥獣対策
- 雑草対策
サービス
- 自分が必要とするサービスがあるか
貸し農園によって、サービスが異なります。
- 道具や資材の貸出がある
- 種や苗を用意してくれる
- 肥料などが自由に使える
- マルチ・ネット・支柱などが使える など
初心者はサービスが充実している方が、安心して家庭菜園をすることができます。
※サービスが充実している分、料金は割高になります…
サポート
- 自分が必要とするサポートがあるか
初めて家庭菜園をするのであれば、サポートがあると野菜作りはしやすいです。
- アドバイザーの有無
- 講習会
これらのサポートがあることで、野菜作りの知識を高めることができます。
口コミや評判
- 利用状況の把握
- サービスの質を把握する
- サポートが充実している
貸し農園の見学&説明を聞く
ある程度借りたい農園が決まったら、実際に貸し農園の見学に行って話を聞くことが重要です。

見学に行った際には、以下のことをチェックしてみてくださいね
- 周囲に高い植物や建物がないか
- 太陽が当たるか
野菜作りをするにあたり、日当たりは重要です。影になるような場所は避けましょう。
住宅地か自然が多い場所か
住宅地の中にある貸し農園であれば、話し声や農作業の騒音などの苦情がでる可能性があります。
土壌の状況
土壌の状態によって、野菜の育ち方が変わります。
水はけの状況
- 周りの区画の作物の育て方
- 周りの区画の道具の置き方
区画を選ぶ際には、周りの区画の状況をよく見て借りることをおすすめします。
以前借りていた市民農園では小屋のものを建てた方がいて、その隣の区画の方が日当たりが悪くなって困っていると言っていました。
※実際に貸し農園に行ってこれらを確認することで、自分に合った貸し農園を選ぶことできるので、この段階でしっかり見て話を聞くようにします。
契約内容の確認
- 契約期間はどのくらいか
- 更新できるか
- 市民農園の場合は申込み期限が決まっていることが多いので、申込み期限内に申し込みする
- 更新時、料金は変わるのか
- 更新料はいるのか
- 区画の場所は継続して同じ場所が使えるのか
- 貸し農園によって値段が違うので、自分が払える範囲で借りれるか
- 更新すると、利用料が安くなるのか
- 自分で管理ができる広さか
- いつから借りることができるか
- 栽培してはいけない植物はあるか
- 農薬の使用方法に決まりがあるか
- 細かい文章で書かれていますが貸し農園によって違うので、必ず一通り読んで質問や疑問があれば聞く
自分の希望する栽培方法ができるかどうか、実際に現地に見学に行って確認することが大切です。
契約
契約内容をしっかりと確認したうえで、契約をします。
貸し農園を選ぶときのポイント
貸し農園を選ぶ際には、以下のポイントを重視する必要があります。
- 自分のレベル
- 貸し農園の種類
- 立地
- アクセス
- 設備
- サービス内容
- サポート体制
- 利用条件
- 契約内容
- 料金
- 口コミや評判
これらのポイントを確認することで、自分の目的に合った最適な貸し農園を選ぶことができます。

自分のレベルに合った貸し農園を選んで、快適な家庭菜園ライフを目指しましょう。
目的をしっかり持つと継続して貸し農園で家庭菜園をすることができ、楽しい家庭菜園ライフを送ることができます。
まとめ|貸し農園を選ぶ際にはポイントをチェックしてから決めよう!!
貸し農園を借りるまでの流れとチェックするポイントは以下の通りです。
- 家庭菜園の目的を決める
- 自分のレベルを知る
- 農園を種類を理解して選ぶ
- 場所
- アクセス方法
- 設備
- 管理体制
- サービスやサポート
- 口コミや評判
- 貸し農園の見学&説明を聞く
- 契約内容の確認
- 契約
貸し農園を選ぶ際には様々な注意点やポイントを確認することで、自分に合った最適な家庭菜園ができます。
そのためには家庭菜園を行う目的を決め、家庭菜園のレベルを確認することが重要となります。

貸し農園を選ぶ際には、ポイントを抑えて自分にあった貸し農園を借りるようにしましょう。
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