もみ殻

家庭菜園でもみ殻を使ってみたいんだけれど…

もみ殻を使ったらどんな効果があるの?

もみ殻はどのように使ったらいいの?

もみ殻を使うときの注意点にはどんなものがあるの?
という疑問やお悩みをお持ちの方がいらっしゃるのではないでしょうか?
私は野菜作りを始めてから、現在まで下記の3カ所の貸し農園を借りてきています。
- 2020〜2022年 シェア畑
- 2022〜2024年 市民農園
- 2024年〜 マイファーム
私は最近もみ殻が手に入るときは畑で野菜を育てる際に使用するようにしていますが、今までは

どうやって使ったらいいの?

もみ殻を使うことで、どんな効果があるの?
という疑問がありました。
もみ殻の詳細を知ることで効率よく、もみ殻を使うことができるようになってきました。
もみ殻を使用する効果には、
- 土壌の改良
- マルチング
- 雑草抑制
などがあります。
また、もみ殻を使用する際の注意点は、以下のような注意点があります。
- もみ殻は大量に入れすぎないようにする
今回の記事では、もみ殻を使う効果・使用方法・使用時の注意点が分かります。

もみ殻を手に入れることができたら、家庭菜園で野菜作りをする際に作ってくださいね。
もみ殻とは
玄米を精米する際にでてくる稲の実の外側の外皮のことです。
この皮は種子を守るための外皮で、非常に硬くて丈夫な特徴があります。
もみ殻の成分
- 炭水化物:約80%
- ケイ酸:約15〜20%
もみ殻の特徴
- 稲の外の硬い皮で、種子を守っている部分なので硬い
- 硬いので、分解されくい
- 土壌中に長期間残る
- 炭素が多く含まれているため、土壌に混ぜ込むと微生物が増殖する
もみ殻を使う効果
もみ殻を使う効果には、以下のようなものがあります。
- 土壌の改良
- マルチング
- 堆肥
土壌の改良
土の中にもみ殻を混ぜ込むことで、土壌の改良効果ができます。
水はけがよくなる
- もみ殻を土に混ぜ込むことで、土と土の間に隙間を作ることができ水はけが良くする
- 根腐れのリスクを減少する
通気性がよくなる
- もみ殻を土に混ぜ込むことで、土と土の間に隙間を作ることができる
- もみ殻は空気を含む構造があるため通気性がよくなる
- 通気性がよくなることで、根腐れのリスクを減少する
- 植物の根の呼吸が促進される
土が柔らかくなる
- もみ殻を土に混ぜ込むことで土と土の間に隙間を作ることができる
- もみ殻は空気を含む構造があるため土壌が柔らかくなる
- 微生物による分解で、土壌の団粒構造が形成される
- 植物の根が張りやすくなる
※団粒構造とは…
団粒構造は土壌や岩石の粒子が集まって特定の形を作り出す構造で、土壌に大きな影響を与えます。
マルチング
もみ殻をマルチングとして使用する場合は、約2.5〜5cm程度のもみ殻を土の表面にかけて使用します。
保湿効果がある
- もみ殻は土壌の水分を保持する特性があり、乾燥を防ぐ
- 土壌の乾燥を防ぎ、植物の成長を促進する
温度調節ができる
- 保温効果がある
- 地温の上昇を抑制する
雑草の抑制できる
- 地表にもみ殻をまくことで日光が遮断され、雑草が生えにくくなる
霜対策になる
- 霜から植物を守る
堆肥
もみ殻を堆肥として使用する場合は、他の有機資材と混ぜて使用します。
全体の土の量の約10〜20%程度を混ぜて使うようにします。
- もみ殻の中にケイ酸が約15〜20%含まれているため、これを根から吸収することで植物を強くし、病害虫への抵抗力が強くなる
- 堆肥を作る際の水分調整の役割がある
もみ殻を使用する際の注意点
もみ殻は大量に使用すると、植物の成長に影響を及ぼすことがあります。
そのため、もみ殻を使用する際には、以下のような点に注意する必要があります。
- もみ殻は分解されにくいため、多量に混ぜすぎないよう注意が必要である
- 少量から混ぜるようにする
- 多量に使用すると、保湿性が悪くなる
- 生のもみ殻を多量に使用すると、窒素飢餓になることがある
- 生のもみ殻をまいた初期は水分を吸収しにくいため、乾燥しやすくなる
- 堆肥にする場合は他の有機資材(米ぬか・鶏糞・残渣など)と混ぜて、全体の土の量を約10〜20%を目安に使用する
- もみ殻は分解するのに、数カ月はかかる
- できれば堆肥化して使用する方がよい
もみ殻を手に入れることができる場所
無料でもらえる所
- 直接米農家さんに交渉してもらう
- JAのライスセンター
- 農産物直売所
- 道の駅 など
有料で購入できる所
- 農家さんから購入する
- 農産物直売所
- 道の駅
- ネット通販 など
手に入れやすい時期
稲刈りの時期(8月〜12月末ころまで)

稲刈りの時期が1番もみ殻が手にいれやすいので、使いたいと思う方はその時期に探してみるようにしてみてくださいね。
まとめ
もみ殻は畑にまいたり、混ぜ込むことができる優良な資材です。
もみ殻には、
- 土壌の改良
- マルチング
- 雑草抑制
などの効果があります。

もみ殻は大量に使用すると植物の成長を妨げる原因となるので、全体の土の量の約10〜20%を目安に使うようにしましょう。

もみ殻が手に入る方は、利用してみてくださいね。
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