苗の購入場所を解説
家庭菜園を始めたばかりの方で、

苗はどこで買うのがいいですか?

いろいろな種類の中から苗を選びたい!!
というお悩みや疑問をお持ちの方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
家庭菜園を始めたとき、まず悩むのが「苗をどこで買えばいいの?」という問題です。
実は、苗の購入先にはそれぞれメリット・デメリットがあるんです。
私は野菜作りを始めてから、現在まで下記の3カ所の貸し農園を借りてきています。
- 2020〜2022年 シェア畑
- 2022〜2024年 市民農園
- 2024年〜 マイファーム
わが家が初めてシェア畑で家庭菜園を始めたときは、苗を用意してくれていたので購入することはありませんでした。
市民農園以降は自分で苗を用意しなければならなくなったので、さまざまなお店で苗を見て購入しています。
いい苗を入手できるかどうかによって、野菜の栽培が成功するか大きく関わってきます。
この記事では、それぞれのお店のデメリット・デメリットを比較し、どういうお店で購入したらいいか、それぞれのお店での購入をおすすめできる人について解説しています。

この記事を参考に、自分にあったお店でいい苗を購入し、野菜の栽培を楽しんでくださいね。
苗が購入できる場所
- ホームセンター
- 農協(JA)
- 道の駅・直売所
- 園芸専門店
- オンラインショップ
- 農家・友人 など
それぞれについてメリット・デメリット・おすすめできる人・実際に感じたことについて解説します。
ホームセンター
アクセスしやすい場所にあり苗を手に入れやすく、必要な道具や肥料などの園芸用品も一緒に購入できるため非常に便利です。
メリット
- 実際に苗の状態を見て選べる
- 価格が比較的リーズナブル
- 園芸用品も一緒に購入できる
- 手軽に購入できる
- 比較的価格が安い
- 品ぞろえが豊富
- 手軽に行ける場所にある
デメリット
- 品ぞろえは時期によって異なる
- 店舗によって品ぞろえが違う
- 希少品種は手に入りにくい
- 店員によって知識に差がある
- 専門的なアドバイスを受けにくい
- 特定の苗がほしいときは手にいれにくい
- 管理が雑な場合がある
- 苗の質にバラつきがある
実際に感じたこと
- 店員さんによって知識に差があるので、栽培についての相談がしにくい
おおすめできる人
- 初心者〜中級者
- すぐに苗が欲しい人
- 手軽に始めたい人
- 他の園芸用品とまとめて購入したい人
- 安く済ませたい人
- 近場で購入したい人
園芸専門店
専門の園芸店では質の高い苗や珍しい苗を取り扱っており、スタッフからのアドバイスも受けられます。特に珍しい品種や高品質な苗を求める方には最適なお店です。
メリット
- 実際に苗の状態を見て選べる
- 専門知識をもつスタッフにアドバイスが聞ける
- 苗の質が高い
- ちゃんと管理されている
- 珍しい品種も多い
- 園芸店によっては、その時期に植える野菜の講習会をしている
デメリット
- 価格はやや高め
- 営業時間が短い
- 店舗数が少ない
実際に感じたこと
- 店舗が少ないため、場所によってはアクセスが悪いことが多い
- 知識が豊富なスタッフが多い
- 品ぞろえが良い
- 価格は店によってやすい所もある
- 実際に苗の状態を見て選べる
- 苗の管理が行き届いている
- いい苗が多い
- 珍しい品種が手に入れられる
- 園芸用品を一緒に購入することができる
- 営業時間が短い
おおすめできる人
- 品質重視の人
- 珍しい苗を探している人
- 相談しながら苗を選びたい人
- 初心者〜上級者
農協
地域の特性を生かした苗が手に入ります。
メリット
- 地元原産の苗を手に入れられる
- 価格が安い
- 季節のおすすめがそろっている
- 実際に苗の状態を見て選べる
デメリット
- 店舗が少ない
- 取扱品種が限られる
- 営業時間が短い
実際に感じたこと
- 店舗が少ないので、アクセスが悪い
- 営業時間が短い
- 数が少ない
- 品種が少ない
- 価格が安い
おおすめできる人
- 近所にJAがある人
- 地元の野菜を育てたい人
道の駅・直売所
道の駅や直売所では、地元の野菜の苗を安く売っていることがあります。
メリット
- 生産者から直接購入できる
- 新鮮な苗が多い
- 安いことが多い
- 珍しい品種がある
- 実際に苗の状態を見て選べる
デメリット
- 品ぞろえは日によって違う
- アクセスが不便
実際に感じたこと
- 店舗が少ないので、アクセスが悪い
- 品種は少ない
- 価格が安い
おおすめできる人
- 地元の野菜を栽培したい人
- 価格をおさえたい人
オンラインショップ
最近では、ネットで苗を購入する方が増えてきています。自宅にいながら多様な選択肢から選べるのが大きな利点です。
メリット
- 品ぞろえが豊富
- 全国から取り寄せ可能
- 自宅に届く
- レビューが参考になる
- 掘り出し物が見つかることもある
デメリット
- 実際に苗の状態が見れない
- 品質にバラつきがある場合もある
- 配送時のダメージに注意する
- 実際に苗の状態を確認できない
- 送料がかかる場合がある
実際に感じたこと
- 注文してから届くまで、ちゃんとした状態で苗が届くか不安があった
- 簡単にたくさんの品種から選ぶことができた
- 珍しい品種を注文することができた
- 自宅に届いた

上の写真はネットで注文した苗です。新聞で包まれているのは、さつまいもの苗です。口コミを調べてから購入したので、トラブルはありませんでした。
おおすめできる人
- 特定の品種を探している人
- 忙しくて店舗に行けない人
- 大量購入したい人
- ショップのレビュー
- 配送時期
- 梱包方法
- 送料
- 最低注文数
知人や地元の農家など
知人や地元の農家から直接購入することで、質が高い苗を入手できます。地域の特性を生かした苗が多く、育て方のアドバイスも受けられることがあります。
メリット
- 質が高い苗を入手できる
- 実際に苗の状態を見て選べる
- 無料や安く分けてもらえることがある
- 育て方の情報ももらえる
デメリット
- 取扱品種が限られる
- 人間関係に気を使うこともある
実際に感じたこと
知らない方から、トマトの苗をいただいたことがあります。
品種を聞く時間がなかったので、何の品種か収穫直前までわからず…
初心者には難しい大玉でした。
おおすめできる人
- コミュニケーションが取れる人
苗を購入する際にチェックするポイント
- 病気に強い品種から選ぶ
- 茎が太いもの
- 節間が狭いもの
- 葉っぱが虫に食べられていないもの
- 虫がついていないか確認する
- 病気にかかっていないもの
- 茎や葉に傷がないもの
- 葉にツヤがあるもの
- 葉の色が黄化していないもの
- 葉の色が濃いもの
- ポットの裏側を見て、根っこがでていないもの
- ポットの裏側から見て、根っこが老化していないもの(根っこが茶色ではなく、白いもの)
- ちゃんと管理がされているお店で購入する
- 苗は本葉が7~8枚あるもの
比較表
苗を購入できる場所・メリット・デメリット・おすすめできる人を簡潔にまとめた比較表です。

参考にしてみてくださいね
購入場所 | メリット | デメリット | おすすめできる人 |
---|---|---|---|
ホームセンター | 価格が安め 手軽に買える 店舗数が多い アクセスしやすい | 品質が安定しないこともあり 品種や情報が限定的 | 初心者、手軽に始めたい人 |
園芸専門店 | 品質が高い 店員の専門知識が豊富 珍しい品種も手に入りやすい | 価格が高め 店舗が限られていることがある | 品質重視の人 育て方を相談したい中〜上級者 |
農協(JA) | 地元の気候に合った苗が多い 安心 価格が良心的 | 営業日・営業時間が限られる 情報提供はあまり多くない | 地元志向の人堅実に家庭菜園を楽しみたい人 |
道の駅・直売所 | 新鮮で元気な苗が安く手に入る 生産者の顔が見える安心感 | 品種に偏りがある タイミングによって品揃えが変動 | 地元応援したい人 新鮮さ重視の人 |
オンラインショップ | 珍しい品種が入手しやすい 比較検討がしやすい 自宅に届いて楽 | 実物が見られない 配送中の傷みや遅延 初期不良のリスクあり | 経験者 探している品種がある人 |
知人・農家 | 安価 育て方のアドバイスを直接聞ける 地元に合った苗が手に入りやすい | 安定供給されない 信用関係に頼る面がある 品質や品種にばらつきがある場合もあり | コミュニティがある人 人とのつながりを重視する人 |
実際に園芸店でたまねぎの苗を購入してみて
2024年の秋にたまねぎの苗を園芸専門店で購入しました。
2025年たまねぎは病気にもかかることなく順調に成長中です。
やはり園芸専門店で購入した苗のほうが、生育がいいように感じました。

まとめ
苗は以下の場所で購入することができます。
- ホームセンター
- 園芸専門店
- 農協(JA)
- 道の駅・直売所
- オンラインショップ
- 農家・友人など
購入する場所によってメリット・デメリットがあります。
苗の購入先に「正解」はないので、それぞれのメリットとデメリットを理解し、自分に合った方法で苗を購入しましょう。
苗の購入場所や選び方を知っておくことで、野菜の栽培を成功できます。

この記事を参考に、いい苗を選んで野菜作りを楽しみましょう。
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