スナップエンドウの冬越し
春の食卓を彩るシャキシャキ美味しいスナップエンドウ。
秋に種をまき、冬を越して春に収穫する「秋まき栽培」が一般的ですが、

スナップエンドウは、なぜ、冬越しが必要ですか?

冬の寒さが心配…

どうやって冬越しすればいいの?
という疑問やお悩みをお持ちの初心者の方が、多いですよね。
実はスナップエンドウは寒さに強く、適切なケアをすれば日本の多くの地域で冬越しが可能です。
私は野菜作りを始めてから、現在まで下記の3カ所の貸し農園を借りてきています。
- 2020〜2022年 シェア畑
- 2022〜2024年 市民農園
- 2024年〜 マイファーム
わが家の畑でも、毎年スナップエンドウなどの豆類を栽培しています。
2024年は温暖化で冬も温かいかも⋯と思い、このときに初めて春に種まきをしましたが、収穫量が少ないように感じました。
意外と寒い日が多く、やはり冬越しさせた方がたくさん収穫できると実感したので、2025年は秋まきで春に収穫する方法に戻すことにしました。
防寒対策をして冬越しをすること方が、春にたくさんの豆が収穫できます。
この記事では、家庭菜園初心者の方でも失敗しないためのスナップエンドウの冬越し方法を詳しく解説します。

秋に植えたスナップエンドウを元気に春まで守りましょう!
- 冬越しが必要な理由
- 冬越しの方法
スナップエンドウの冬越し
スナップエンドウ(エンドウ豆の仲間)は、一定期間の低温に当たることで花芽が分化する(花を咲かせ実をつける準備をする)性質があります。
そのため、秋(10〜11月頃)に種をまき、冬の寒さを経験させてから、春(4〜5月頃)に収穫するのが主流の栽培方法です。
つまり、寒い冬を苗の状態で越す「冬越し栽培」が基本になります。
この寒い冬をどう乗り切るかで、春の生育や収穫量が大きく変わってきます。
スナップエンドウはエンドウ豆の一種で、耐寒性がある野菜ですが霜や強風に弱く、苗が大きくなりすぎると寒さに耐えられず枯れてしまうことがあります。
冬越しのポイントは「小さいうちに冬を迎える」ことです。
小さな苗で冬越しさせることで、春になると一気に成長してたくさん収穫できます。
冬越しの理想的な苗の状態
冬越しを成功させるための最大のポイントは、本格的な冬が来るまでに苗を適切な大きさに育てることです。
冬に入る前のスナップエンドウの苗の草丈は、10〜15cmくらいが理想です。
- 種まきが早すぎると… 苗が大きくなりすぎて耐寒性が低下し、寒害で弱くなる
- 種まきが遅すぎると…苗が小さすぎると成長が止まってしまったり、寒さで枯れる
※種まきの適期は地域によって異なりますが、一般的には10月下旬から11月上旬を目安になるので、お住まいの地域の気候に合わせて調整してください。
防寒対策
スナップエンドウは耐寒性がある野菜ですが、霜と冷たい風が大敵です。
苗を守るための防寒方法には、以下のようなものがあります。
- トンネルがけ
- 株元の保護
- 風よけ
トンネルがけ
使用資材
- 不織布、ビニール、寒冷紗のいずれか
- 支柱やダンポール
- パッカー
方法
- 支柱やダンポールで、トンネルをつくる
- 不織布、ビニール、寒冷紗などを支柱に被せてトンネルを作り、苗全体を覆う
- 風で飛ばされないよう、しっかりとパッカーで固定する
効果
- 直接的な霜や冷たい風から苗を守る
- 夜間の霜や寒風から守る
- 適度な保温効果がある
- 通気性がある
- 光を通す
※特に雪が多い地域や冷え込みの厳しい日は、このトンネルがけが非常に有効です。
株元の保護
使用資材
下記のいずれかを使用する
- わら
- 刈り草
- 落ち葉
- もみ殻
- マルチシート など
方法
- 株元にわら、刈り草、落ち葉、もみ殻、マルチシートなどの資材を敷き詰める
- 株元に土を寄せる(土寄せ)
効果
- 霜や寒風から守る
風よけ
使用資材
下記のいずれかを使用する
- かや
- わら
- 支柱やビニール
方法
- かややわらなどで、スナップエンドウを囲む
- 支柱にビニールをかぶせて行燈を作る
効果
- 株の周りに藁や落ち葉を敷くことで、地面からの冷気を遮断し根元を保護する

これらのポイントを押さえて、スナップエンドウの冬越しを成功させましょう。
冬の間もしっかりとした管理を行うことで、春には元気な苗が育ち、豊かな収穫が期待できます。
冬越し中の管理
冬越し中の管理には以下のようなものがあります。
水やり
- 土が乾きすぎていたら、水やりする
- 暖かい日の午前中に少量与える
※与えすぎると過湿になり、根腐れの原因になるので注意する
追肥
- 基本的に冬の間は不要
- 肥料は、年が明けて生育が再開する2月下旬頃から行う
強風
- 強風で覆いが飛ばないよう、定期的に確認する
病害虫
冬は虫が少ない時期ですが、アブラムシなどがつくことがある
- 葉裏をチェック
- 早めに見つけて対処する
- 風通しをよくする
成長の管理
- 苗が大きくなりすぎると、寒さに弱くなるため、草丈が20cmを超えないように管理する
- 成長が早すぎる場合は、早めに花を摘み取る
- 葉は少し枯れても大丈夫ですが、全体が黒く変色したら早めに取り除く
気温が上昇後(3月頃)の管理
- 新芽が伸びてきたら、不織布を外す
- 支柱やネットを設置してツルを誘引する
- しっかり光合成させる
- 追肥と水やりを再開する
※不織布を急に外すとショックで弱るので、 春の気温が安定した頃の3月頃に、徐々に外して慣らしましょう。
わが家の畑のスナップエンドウ
わが家の畑は、住宅地より少し寒い場所にあり、風が吹くとかなり風が強くなる場所です。
そのため、冬越しの対策はしっかりとしなければなりません…
2025年11月15日 ペットボトルを使って冬越しの準備をしました。
わが家のスナップエンドウの冬越し方法
必要物品
- 2Lのペットボトル
- カッター
- ハサミ
- 軍手
- 段ボールや新聞など(作業時に下に敷くもの)
- 必要時マジック

ペットボトルを使った冬越しの方法
1.2Lのペットボトルの上下を切る

上の写真のようにペットボトルを加工しました。(ペットボトル1本に対して1個でもよかったのですが、マルチどめが付けやすくするために2個作っています)
2.スナップエンドウに被せる
3.ペットボトルが飛ばないように、マルチどめなどを使用してペットボトルをとめる

※ペットボトルをとめるとき、マルチどめの代わりに、写真のようにクリーニングでついてくるハンガーを曲げて使うことができます。
※ペットボトルをマルチどめで固定する際、スナップエンドウの根っこを傷つけないように注意しましょう。

マルチどめは、ペットボトルの内側の部分に沿うようにして差し込むと、根っこが傷つきにくいですよ!!
4.防虫ネットでトンネルを作る
2025年11月22日 株元に籾殻をかぶせました(本来ならペットボトル設置する前に、株元に籾殻をかぶせたほうがやりやすいです。15日に忘れていたので、後で株元に籾殻をかぶせました。)

まとめ
寒さに強いとはいえ、強風や霜に直接当たると株は傷んでしまいます。
冬越しを確実にするための対策が重要です。
スナップエンドウの冬越しは、
- 適切な時期に種をまいて、小さすぎず大きすぎない苗で冬を迎えること
- 霜や寒風から守る防寒対策を施すこと
が成功の秘訣です。
冬越しのための方法は、
・草丈15〜20cmの苗で冬を迎える
・株元にわらや腐葉土などを敷く
・不織布や行燈で寒風と霜よけする
・春までは肥料・水やり控えめにする
・春に新芽が出たらトンネルを外す
などがあります。
寒い冬を乗り越えた株は、春の暖かさとともにぐんぐんツルを伸ばし、たくさんの美味しい実をつけてくれます。

冬越しを成功させて、春にはたくさんのスナップエンドウを収穫しましょう!!


