土壌酸度計(土壌計測器)
家庭菜園で土づくりをしていると、

土の状態って、これで大丈夫なのかな?

どうやって土の酸度を調べればいいの?
と気になることはありませんか?
家庭菜園を楽しむうえで欠かせないのが「土壌の健康状態」です。
中でも野菜の生長に大きく関わるのが土壌酸度(pH)で、適切な酸度で栽培しなければ、せっかく肥料を与えても植物が栄養をうまく吸収できず、不調の原因になってしまいます。
そんな時に役立つのが「土壌酸度計」です。
見た目はシンプルな計測器ですが、これ一つで土のコンディションを手軽にチェックできる優れものです。
私は野菜作りを始めてから、現在まで下記の3カ所の貸し農園を借りてきています。
- 2020〜2022年 シェア畑
- 2022〜2024年 市民農園
- 2024年〜 マイファーム
わが家の畑でも、市民農園を借りたときに土壌の酸度計を購入して、土づくりの際に土壌の状態を測定しています。
わが家が購入した酸度計は、土壌酸度、土壌温度、土壌塩分濃度、土壌水分、照度が簡易的に測定できます。
この記事は、土壌の健康状態を測定するため、土壌酸度計についての基本情報や使い方、おすすめ製品を紹介します。

土壌酸度計を使うことで、植物の成長に必要な土壌の酸性度を把握し、適切な対策を講じることができますよ。
土壌酸度(pH)とは?
土壌酸度は0〜14の数値で表されます。一般的には以下のように区分されます。
- pH 5.5以下 … 酸性が強く、石灰などで中和が必要
- pH 5.5〜6.5 … 多くの野菜が好む弱酸性
- pH 6.5〜7.0 … キャベツやレタスなどが育ちやすい中性寄り
- pH7以上:アルカリ性が強まり、一部の植物以外には育ちにくい
野菜ごとに好むpH帯が異なるため、栽培前に確認することで生育の失敗を減らせます。
つまり、育てたい植物に合ったpHの土壌を用意することが、元気な生長につながるのです。
酸度が植物に与える影響
土壌の酸度は、栄養吸収や成長に直接的な影響を与えるので、土壌酸度を適切に管理することが、植物の健康を保つために非常に重要です。
酸性土壌では
カルシウムやマグネシウムの吸収が妨げられ、成長が阻害されることがある
アルカリ性土壌では
鉄分の吸収が悪くなり、葉が黄変することもある
以上のことから、土壌酸度が適正でない場合、植物はストレスを受けて成長が遅れたり、病気にかかりやすくなったりします。
土壌酸度計とは?
土壌酸度計は、土壌の酸性度(pH)を測定するための器具で、農業や園芸において広く利用されています。
土壌のpH値は、植物の成長に大きな影響を与えるため、農業や園芸において非常に重要な要素となります。
土壌酸度計は、通常は0から14のスケールで表示されます。
- pH7以上はアルカリ性
- pH7が中性
- pH7未満は酸性
※一般的に野菜はpH6.0〜6.5の弱酸性から中性の土壌を好みます。
土壌酸度計を使用することで土壌の健康状態を把握し、必要な土壌改良を行うことで作物の生育不良を防ぎ、健康的な植物を育てることができます。
特に日本の土壌は降雨によって酸性に傾きやすいため、家庭菜園や農業において定期的な土壌酸度のチェックは、土壌の健康を維持するために欠かせません。
土壌酸度計は、簡単に使用できるため、初心者でも手軽に測定が可能で、一般的には、デジタル式とアナログ式の2種類があり、それぞれに特長があります。
土壌の酸度計の種類
土壌酸度計には、アナログタイプとデジタルタイプがあります。
土壌酸度計のアナログタイプとデジタルタイプのメリットとデメリット
| タイプ | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| アナログタイプ | 電池不要で手軽に使える 構造がシンプルで壊れにくい 比較的安価で入手しやすい | 精度が低く誤差が大きいことがある 数値の読み取りが目視で曖昧 測定条件(湿度・土壌の状態)に大きく左右されやすい |
| デジタルタイプ | 数値で表示されるため読み取りが正確 校正機能があるものは信頼性が高い データ保存や連続測定ができる機種もある | 電池や充電が必要 初期費用が比較的高い センサーのメンテナンスや校正が必要 |
アナログタイプがおすすめな人
- とりあえず自分の土の傾向を知りたい
- 安く済ませたい
価格:4065円 |
デジタルタイプがおすすめな人
- 精度が欲しい
- 肥料調整も本格的にやりたい
シンワ測定 デジタル土壌酸度計 A-2 大文字 72730 Shinwa Sokutei 送料無料 【SK00268】 価格:2771円 |
土壌酸度計のメリット
- 水や電池不要で使えるタイプが多い
- 畑やプランターに差し込むだけで数値がわかる
- 土壌改良や石灰散布のタイミングを判断できる
- 初心者でも簡単操作で安心
- 面倒な試薬や紙を使う必要がない
- 何度でも繰り返し測定できる
- 酸度だけでなく、土壌温度、照度、土壌水分、塩分濃度が簡易的に測定できる
特に、連作によって土が偏ってしまうと、知らないうちに酸度バランスが崩れていることもあります。

できれば、毎シーズンのチェック習慣が、健康な土づくりへの近道になります。
土壌酸度計の使い方
土壌酸度計と聞いて、

なんだか、難しそう…
と感じるかもしれませんが、土壌酸度計の使い方はとても簡単です。
- 測定したい場所が乾燥している場合は、土を軽く湿らせる(乾いたままだと測定誤差が出やすい)
- 酸度計の先端の金属棒の部分を土に差し込み、測定値が安定するまで待つ
- メーターまたはデジタル表示で数値を確認する
- 測定後は、器具を清潔に保つために土をしっかり拭き取る

これだけで、土の状態がわかります。
測定のポイント
- 土に十分な水分がある状態で測る
- 石や大きな異物がない場所を選ぶ
- 一つの場所だけでなく、数カ所測定して平均値をとると、より全体の状態を把握できる
- 測定中は、動かさないようにする
測定後の活用方法(土づくり)
土が酸性に傾きすぎていた場合(pHが低い)
ほとんどの野菜が好む弱酸性に近づけるため、アルカリ性の資材を混ぜてpHを上げます。
- 苦土石灰(くどせっかい)や消石灰(しょうせっかい)などを土に混ぜて、よく耕します。
- 肥料を施す2週間前には石灰資材を施し、土によくなじませておく
土がアルカリ性に傾きすぎていた場合(pHが高い)
日本では比較的少ないですが、アルカリ性に傾いた場合は酸性の資材を混ぜてpHを下げます。
- ピートモスや腐葉土などの有機質資材を混ぜ込む
土壌酸度の管理は、肥料と同じくらい大切なポイントです。
土壌のバランスを整えることで、植物が本来の力を発揮し、病害虫にも負けにくい元気な姿に育ちます。

野菜ごとにベストなpHがあるので、それに合わせて改良しましょう!!
よくある質問

酸度計が動かないのは、なぜですか?

酸度計が動かない理由は、以下のようなものがあります。
- 電池が切れている
- センサー部分が汚れている
- 土壌に正しく挿入されていない 測定結果が不正確な理由は?
- 土壌が乾燥している
- センサーが汚れている
- 測定器が故障している
酸度計の購入ポイント
- 信頼できるメーカーやブランドを選ぶ
- 購入前にレビューを確認し、実際の使用者の意見を参考にする
- 必要な機能を明確にし、自分の用途に合った製品を選ぶ
わが家が使用している酸度計
下記の写真は、わが家が市民農園に変わってから購入した土壌計測器です。

この土壌計測器は、土壌酸度、土壌温度、土壌塩分濃度、土壌水分、照度が簡易的に測定できます。
- 土壌に挿しやすい形状
- 液晶画面は大きな数字で視野角が広く、楽な姿勢で数値が読み取れる
- 正面のモードスイッチで土壌酸度と温度の切り替えが簡単にできる
- バックライト機能付
土に挿してモードスイッチを押すだけで、土の状態がわかるのでとても便利です。
使い終わったあとも、先をきれいに洗ってキャップをして保管することができるので管理がしやすいので、野菜を栽培している方は土壌測定器を持っていてもいいかもしれません。
メリット
- 土壌酸度、土壌温度、土壌塩分濃度、土壌水分、照度が簡単に測定できる
- 画面が見やすい
- 扱いやすい
デメリット
- やや大きめ(長さが長め)
まとめ
土壌酸度計を使うことで、土壌の健康状態を簡単に把握し、作物の生育に最適な環境を整えることができます。
適切な酸度で栽培しなければ、せっかく肥料を与えても植物が栄養をうまく吸収できず、不調の原因になってしまいます。
土壌酸度計には、
- アナログタイプ
- デジタルタイプ
があり、酸度以外に、
- 土壌温度
- 照度
- 土壌水分
- 塩分濃度
が簡易的に測定できるものがあり大変便利です。
定期的に土壌の測定を行い、土壌のpHを適正に保つことで、より良い収穫ができます。

小さなひと手間ですが野菜が元気に育つので、この記事を参考に土壌酸度計を使って、家庭菜園を楽しみましょう!

