さつまいもの収穫時期
家庭菜園でさつまいもを栽培している方で、

さつもいもの葉が成長してきたけど、いつ掘ればいいの?

さつまいもの収穫方法を教えて!!

さつまいもを収穫した後の、保存方法を知りたいです!!
という疑問やお悩みをおもちになっている方がいらっしゃるのではないでしょうか?
葉はまだ青々しているけど、掘ったら細かったり、大きくなりすぎて割れてしまったりすることがあります。
収穫の時期を間違えると「まだ小さい」「硬くて甘くない」とがっかりしてしまうことも
私は野菜作りを始めてから、現在まで下記の3カ所の貸し農園を借りてきています。
- 2020〜2022年 シェア畑
- 2022〜2024年 市民農園
- 2024年〜 マイファーム
わが家の畑でもさつまいもを早い時期に収穫してしまい、細いさつまいもを収穫したことがあります…
この記事では、家庭菜園で育てたさつまいもをベストなタイミングで収穫するための具体的なチェックポイントを紹介します。

さつまいもは比較的育てやすい作物ですが、収穫時期を誤ると甘みが薄くなったり、保存が効かなくなったりするので、しっかり見極めましょう。
収穫時期の目安
さつまいもの収穫の目安は、以下のようなものがあります。
- 植え付けからの日数
- 品種による収穫日数
- 積算温度
- 葉やツルの状態
- 試し掘り
- 天候
植え付けからの日数
さつまいもは、植え付けから約100日〜140日が一般的な収穫時期とされています。
収穫日数は以下のようになります。
- 早生品種:100日程度で収穫可能
- 中生品種:120日程度で収穫可能
- 晩生品種:140日程度で収穫可能

植え付け日をカレンダーやスマホにメモしておくようにしましょう!!
品種による収穫日数
主な品種の収穫日数は以下のようになります。
品種 | 収穫目安時期 | 植え付けからの日数 | 主な特徴とサイン |
---|---|---|---|
紅あずま | 9月〜11月 | 100〜120日 | 肥大が早い 葉の緑が薄くなり黄色く枯れる |
紅はるか | 10月 | 120〜140日 | 甘みが強い 葉が黄色く変化 |
安納芋 | 9月下旬〜12月上旬 | 110〜150日 | 遅め品種 葉の一部が枯れる |
シルクスイート | 9月〜10月 | 110〜140日 | 滑らかな食感 葉がところどころ黄色くなる |
鳴門金時 | 9月〜10月 | 110〜140日 | 早生 茎のツヤがなくなり緑が薄くなる |
高系14号 | 9月〜11月 | 120〜140日 | 標準型 葉の変色で判断する |
積算温度
植え付け後の積算温度が2200〜2700℃(温暖な地域では早めに、寒冷地では遅めになることがあり)
- 早すぎる収穫(110日未満)は芋が小さく甘みが不足する
- 遅すぎる(150日超)は芋が変形したり、空洞ができたりして品質が落ちる
葉やツルの状態
収穫の目安
- 葉が黄色くなる
- ツルの勢いがなくなる
- 茎にツヤがなくなる
ツルや葉がまだ青々しているうちは、さつまいもは肥大中。
試し掘り
収穫目安の時期になったら1株だけ掘って、芋の大きさが20〜30cm、直径5〜7cm程度あれば収穫できる

試し掘りをしてさつまいもが小さければ、もう一度土をかぶせて再度試し掘りをしましょう!!
天候
初霜が降りる前
さつまいもは寒さに弱く、霜に当たるとすぐに傷むため、初霜が降りる前に収穫する
最低気温
- 最低気温が15℃を下回る日が続く前
- 朝晩の冷え込みが激しくなる前
収穫の方法
収穫日選び方
天候
- 晴れた日が2〜3日続いた日を選ぶ
- 土が乾いているときに行う
※雨が降った後や霜が降りると多湿になり湿気が原因で、さつまいもが腐敗するケースが多い
必要物品
- スコップ
- 手袋
- ハサミ
事前準備
収穫1週間前にツルを4〜5cm残して切り取る
※デンプンが芋に戻り、甘みがアップする
掘り方
- マルチを剥がす
- ツルを切って外す
- さつまいもが傷つかないように、いもからすこし離れた位置にスコップを入れて、いもの周囲の土を柔らかくする
- 手で芋を傷つけないよう引き抜く
収穫のポイント
- 土が乾燥している晴れた日を選ぶ
- いもは株の直下ではなく、少し離れた場所にできていることが多いため傷つけないよう、慎重に掘り進める
- 収穫する前にツルを4〜5cm程度残して切っておく
- 芋を傷つけないように、スコップを使って周りの土をやさしく掘る
- 掘りだしたさつまいもは、日陰で2〜3日乾かす
- 追熟(保存)すると、さらに甘みが増す
- 収穫が遅れると芋が大きくなりすぎると、亀裂が入ったり風味が落ちるので、収穫適期を逃さないようにする
- 掘り出したさつまいもは水洗いしない
保存方法
収穫後は、数日間乾燥させて追熟させることで甘みが増します。適切な温度と湿度で保存することも、さつまいもの美味しさを保つために重要です。
- 収穫したさつまいもは、水洗いせず、土をつけたまま保存する
- 収穫後2〜3日天日干しする
- 収穫後1週間、風通しのよい日陰に並べる
- 新聞紙に包んで2週間〜4カ月追熟させる
以上のようにすると、デンプンが糖に変わり甘さが増します。

収穫後のひと手間で味の差が大きく出るのでぜひ試してみてくださいね。
まとめ
さつまいもの収穫は、観察とタイミングが大切です。
日数を記録して葉の変化や試し掘りでタイミングを見極めて、霜が降りる前にさつまいもの収穫をすれば、家庭差園初心者でも美味しいさつまいもの収穫ができます。
- 植え付けからの日数
- 品種による収穫日数
- 積算温度
- 葉やツルの状態
- 試し掘り
- 天候
これらのポイントを参考に、家庭菜園でのさつまいも収穫してみてください。

初心者でも実践しやすいので、ご家庭のおいしいさつまいもを最高のタイミングで収穫してくださいね。
