トマトの栽培
家庭菜園で夏野菜といえば、トマトですよね〜

トマトの栽培をしてみたいんだけど…

初心者だとトマトを栽培するのは難しそう…

どんなことに注意したら、トマトの栽培を成功させることができるの?

美味しいトマトを作ってみたい!!
という疑問や悩みをお持ちの方がいらっしゃるのではないでしょうか?
私は野菜作りを始めてから、現在まで下記の3ヵ所の貸し農園を借りてきています。
- 2020〜2022年 シェア畑
- 2022〜2024年 市民農園
- 2024年〜 マイファーム
自分たちで最初に育てたのは市民農園の方に苗をいただいた大玉トマトで、当時は大玉トマトの栽培が難しいことを知りませんでした。
一応大玉トマトを作ることはできたのですが、収穫する個数が少なかったり美味しいものを作ることができませんでした。
そこで色々と勉強していくうちに、トマトの栽培を成功させるためのコツがあることを知りました。
絶対にトマトの栽培を成功させたいという方はコツを掴んで栽培することで、トマトの栽培の成功率が上げることができます。
今回は、初心者の方でもトマトの栽培を成功させることができるコツについて解説しています。
この記事を読むことでプランターでも露地栽培でも、基本を押さえれば誰でも簡単にトマト栽培を成功させることができます。

ぜひこの記事を読んでトマトの栽培を成功させてくださいね。

家庭菜園で、美味しいトマト作りの栽培を成功させましょう。
トマトとは
別名
トウガキ(唐ガキ)
アカナス(赤茄子)
ツルナスビ
分類
ナス科トマト属
原産地
南米ペルー
エクアドルの高原地帯
特徴
ミニトマト・中玉トマト・大玉トマトの種類がある
トマトの栽培
発芽温度
約20〜30℃
生育温度
約20〜30℃
栽培環境
- 日当たりのいい場所
- 水はけのいい場所
土作り
植え付けの1〜2週間前に土つくりをする
種まき時期
2〜3月
※初心者の場合、種から栽培するより苗を購入して栽培するほうが成功しやすい。
植え付け時期
5月上旬
※最近は温暖化で植え付け時期がむずかしくなってきているため、地温が15℃以上になった時に植えるほうが成功しやすい。
株間
ミニトマト:35〜50cm
大玉トマト:40〜60cm
収穫時期
6〜8月
害虫
- アブラムシ
- オオタバコガ
- カメムシ
- コナジラミ など
病気
- 灰色カビ病
- 葉カビ病
- 青枯れ病
- 尻腐れ病
- うどんこ病 など
トマトの栽培のコツ
トマトの栽培を成功させるポイントはいくつかあります。
この記事では、初心者がトマトの栽培時に注意するポイントやコツについて解説します。
品種選び
トマトには様々な品種があります。
初心者は、病気に強く実がつきやすいミニトマトの栽培がおすすめです。

育てやすい品種を選ぶようにしましょう。
おすすめの品種例
- ミニトマト:『アイコ』『イエローアイコ』『こあまちゃん』など
- 中玉トマト:『フルティカ』『麗夏(れいか)』など
※大玉トマトは栽培が難しいので、初心者の方は避けたほうがいいです。
苗選び
いい苗の選び方
- 病気に強い接ぎ木苗を選ぶ

- 病気に強い品種から選ぶ
- 茎が太いもの
- 節間が狭いもの
- 葉っぱが虫に食べられていないもの
- 虫がついていないか確認する
- 病気にかかっていないもの
- 茎や葉に傷がないもの
- 葉にツヤがあるもの
- 葉の色が黄化していないもの

- 葉の色が濃いもの
- ポットの裏側を見て、根っこがでていないもの
- ポットの裏側から見て、根っこが老化していないもの
- できれば、ちゃんと管理がされているお店で購入する
- 苗は本葉が7~8枚あるもの
- 蕾がついているもの、もしくは花が1つだけ咲き始めているもの
- 茎に産毛のようなもの(トライコーム)があるもの

植物の表皮細胞が伸びてできた微細な毛状の突起や産毛
- 水分の蒸散防止
- 貯水
- 紫外線防止
- 害虫防除
- 防寒
植え付け時期
- 最終霜が降りた後、十分に暖かくなった頃
- 気温が安定してから購入し、植え付けする
※最近は温暖化で植え付け時期が難しくなってきています。最低地温が15℃以上になったときを目処に植えるといいでしょう。どうしても早く植えたいという場合は、行灯にしたり防虫ネットをするなどして植え付けする方がいいです。
土作り
- 植え付けの2週間前までに、堆肥や有機肥料を混ぜ込んで土作りをする
- 水はけをよくする
※プランター栽培の場合は、野菜用の培養土を使用すると簡単にトマトの栽培することができます。
植え付けのポイント
- 日当たりがいい場所に植える
- 水はけのいい場所に植える
- 晴れた日の午前中に植える
- 花がついている方を通路側(収穫する側)に向けて植えつける
- ポットから優しく取り出す(苗の根元を指先で押さえたままポットをひっくり返して、ポットから苗を取り出す)
- 品種に応じた株間をとって植える
- 深植えにならないように植える
- 植え付け前にはしっかりと水を吸水させてから植え付けする
- 植え付けしたら、株元をおさえて活着させる
- 植え付けしてから水やりをするときには、活力液(リキダスなど)を使って水やりするとより根がはりやすくなる
栽培時のポイント
基本受粉作業はしなくてもいいのですが、確実に実をつけたいのであれば、花がついている部分を優しく揺らして受粉を助ける
支柱立て
- 苗が小さい時期に、支柱を立てて倒伏を防ぐ
- 成長に合わせて誘引する

※紐で誘引する際は、茎を傷つけにようにする
水の管理
トマトは乾燥に強い野菜です。
- 植え付け前にしっかり吸水させてから植え付けする
- 生育初期や開花・結実期には適切な水やりが必要
- 土の表面が乾いたら水やりする
- 乾燥と過湿を繰り返さないように注意する
- 急激な水やりは実が割れる原因となるため注意する
※水不足は病気や尻腐れ症の原因になる
肥料
- 植え付け後2〜3週間を目安に追肥
- 成長に応じて追肥する
※肥料が多すぎると葉ばかり茂り、実がつかなくなることがある
脇芽の管理
- 主枝と葉の付け根から出てくるわき芽は、養分を分散させてしまうため摘み取る

脇芽を取ることで通気性をよくし、病害虫のを防ぐことができます。
病害虫の対策
- 下の方の黄色くなった葉は、風通しを良くするために摘み取る
- 定期的にチェックする
- 尻腐れ症が出たらカルシウム剤を散布し、症状のある部分は取り除く
- 実の直下の葉を取って通気性をよくする(収穫が終わった茎の部分にある葉)
- 脇芽や葉を取る際には、手で取る(ハサミの刃に病原菌がついていると、他のものに移ることがあるためハサミは使わないようにする)
- 雨が続く場合は、雨よけを設置して病気を予防する

※以前は上記のような雨よけにしていましたが、どうしてもビニールの部分に雨水が溜まってしまうので、最近はアーチ支柱を使用してアーチ状の雨よけにしています。
2025年 我が家のトマトの栽培
栽培品種
今年植え付けたトマトの品種は以下の4種類です。
ミニトマト 3種類(品種:ぷるるん・あまっこ・うす皮ミニトマトピンキー)
中玉トマト 1種類(品種:フルティカ)
栽培日記
2025年4月20日
植え付け
- 風があることが多いため支柱を立てて誘引する
- 朝晩少し気温が低いため、トマトを植え付けした周りを防虫ネットで囲む

まとめ
今回の記事では、初心者の方でもトマトの栽培を成功させるコツについて解説しました。
これらのコツを実践することで、初心者でもトマト栽培を成功させることができます。
まずはミニトマトからチャレンジして、栽培する楽しみ、収穫する楽しさを味わいましょう!!
ミニトマトの栽培に慣れてきたら、中玉トマトの栽培→大玉トマトの栽培に挑戦してみてください。
自分で育てたトマトは食べたい時に収穫することができるため、新鮮でとても美味しいです。
この記事を参考にすると、トマトの栽培を成功させることができるようになるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

美味しいトマト作りに挑戦して、トマトの栽培を成功させましょう!!
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