ナスのアブラムシを防ぐ方法
家庭菜園でナスを育てていると、葉の裏に小さな虫が大量につくことがあります。
その多くの正体が「アブラムシ」です。
アブラムシは繁殖スピードが非常に速く、気づいた頃には株全体に広がっていることも珍しくありません。
放置するとナスの生育が弱り、最悪の場合は収穫量が大きく減ることもあります。
そのため、アブラムシ対策は、「発生してから駆除する」より「予防する」ことが重要です。
私は野菜作りを始めてから、現在まで下記の3カ所の貸し農園を借りてきています。
- 2020〜2022年 シェア畑
- 2022〜2024年 市民農園
- 2024年〜 マイファーム
我が家の家庭菜園でも毎年ナスを栽培していますが、早めに予防を行うことでアブラムシの発生を最小限にし、安定した収穫ができています。
この記事では、家庭菜園でも簡単に実践できるナスのアブラムシ予防と対処方法を詳しく解説します。

「もっと早く対策しておけばよかった…」と後悔しないためにも、農薬に頼りすぎない方法でしっかり対策していきましょう。
- アブラムシとは?
- アブラムシがナスに与える被害
- 家庭菜園でできるアブラムシの予防方法
- アブラムシが発生したときの対処方法
アブラムシとは?
アブラムシの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大きさ | 約1〜3mm |
| 色 | 緑・黒など |
| 発生場所 | 葉の裏や新芽 |
アブラムシは小さな虫ですが、植物にさまざまな被害を与えます。
ナスに起こる主な被害
1.栄養を吸い取る
アブラムシは群れで植物の汁を吸うため、株の栄養が奪われて生育が悪くなります。
2.すす病の原因になる
アブラムシは「甘露」と呼ばれる液体を出します。この液体にカビが発生するとすす病になり、葉が黒くなります。
3.ウイルス病を広げる
モザイク病などの植物ウイルスを媒介するため、周囲の健康な株にも病気が広がる可能性があります。
家庭菜園でできる8つの予防方法
アブラムシは発生する前に防ぐことが最も効果的です。ここでは初心者でも実践しやすい予防方法を紹介します。
1.反射資材を使う(光を利用した対策)
アブラムシは光を強く反射する場所を嫌う習性があります。そのため株元に次のような資材を敷くと、飛来を防ぎやすくなります。
- シルバーマルチ
- アルミシート
- 反射テープ など

特にシルバーマルチは家庭菜園でもよく使われる方法です。
手軽に行うなら、株元に
- アルミホイル
- 100均で購入できるアルミ保温シート
を使うことができます。

さらにマルチングには
- 地温の安定
- 雑草の抑制
といったメリットもあります。
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2. 防虫ネットで侵入を防ぐ
苗を植えた直後は、アブラムシがつきやすい時期です。
そのため
- トンネル型の防虫ネット
- 支柱を使った簡易ネット
などで覆うと、害虫の侵入を防ぐことができます。
ポイントは、目合い0.8mm以下のネットを選ぶことです。これによりアブラムシの侵入を物理的に防げます。
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3.風通しを良くする
湿気がこもる環境では害虫が増えやすくなります。そのため次の管理が大切です。
- 込み合った葉を整理する
- 不要な脇芽を取る
- 株間をしっかり確保する
風通しを改善することで、アブラムシが増えにくい環境になります。
4.コンパニオンプランツを植える
特定の植物には害虫を遠ざける効果があります。これをコンパニオンプランツと呼びます。
ナスと相性が良い植物には次のようなものがあります。
- マリーゴールド
- バジル
- ニラ など
これらを株の周囲に植えることで、アブラムシの発生を抑える効果が期待できます。

5.定期的に観察する
どんな対策をしても、完全に防ぐのは難しい場合があります。そのため日頃から次のポイントをチェックします。
- 葉の裏
- 新芽
- 茎の付け根
また、アリが頻繁に行き来している場合は、近くにアブラムシがいる可能性があります。
6.黄色粘着トラップを設置する
アブラムシは黄色に引き寄せられる性質があります。
そのため
- 黄色の粘着シート
を支柱などに吊るしておくと、飛んできた個体を捕獲できます。
これにより早期発見と増殖防止に役立ちます。

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7.木酢液を定期的に散布する
木酢液の独特な香りは、害虫の忌避効果があります。
木酢液の使用方法
- 500〜1000倍に希釈する
- 週1〜2回散布する
継続して使うことでアブラムシの予防につながります。
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8. 肥料の与えすぎに注意する
窒素肥料を多く与えすぎると、葉や茎が柔らかくなりアブラムシが付きやすくなります。
肥料は
- 窒素
- リン酸
- カリウム
のバランスを意識し、適量を守ることが重要です。
アブラムシが発生したときの対処方法
もしアブラムシが発生してしまった場合は、早めに対処しましょう。
1.水で洗い流す
発生初期なら、水で洗い流すだけでも効果があります。葉の裏までしっかり水をかけるのがポイントです。
2.手や刷毛で取り除く
少量であれば
- 手
- 小さな刷毛
で取り除くことも可能です。

葉や茎を傷つけないように注意しましょう。
3.石けん水スプレー
石けん水に溶かしたスプレーも効果的です。
石けん水スプレーの作り方
- 水500mlに食器用洗剤を2〜3滴(または石鹸1g)を混ぜます
アブラムシの体表を覆い、呼吸を妨げて駆除できます。
散布後は、水で洗い流すと安心です。
4.牛乳スプレー
牛乳スプレーも効果があります。
牛乳スプレーの作り方
牛乳と水を1:1の割合でまぜ、スプレーボトルに入れて混ぜます
乾燥すると虫の体を覆い駆除できます。
ただし
- 夏は臭いが出やすい
- 夕方に洗い流す
などの注意が必要です。
5.天敵を利用する
テントウムシはアブラムシの天敵です。
1日に数十匹食べることもあるため、見つけたら畑に移してあげると自然防除につながります。
※テントウムシに似たテントウムシダマシという虫は害虫なので、間違えないように注意してください。

6.農薬を使用する
大量発生した場合は、農薬の使用も検討しましょう。
使用する際の注意点
- 希釈倍率
- 使用回数
- 収穫前日数
よくある質問

なぜナスにアブラムシがつきやすいの?

アブラムシは、柔らかい組織・養分の多い植物を好みます。
窒素肥料を多く与えすぎると、アブラムシが集まりやすくなります。

アリがいるとアブラムシが多いのはなぜですか?

アリはアブラムシが出す甘露をエサにしています。そのため、アブラムシを守る・他の株へ運ぶという行動をすることがあります。
アリが多い場合はアブラムシの存在を疑いましょう。
まとめ|ナスのアブラムシは予防が最も重要
ナス栽培では、アブラムシが大量発生すると駆除が大変になります。
そのため重要なのは「害虫が来にくい環境づくり」です。
家庭菜園で特におすすめの対策は次の5つです。
- シルバーマルチなど反射資材を使う
- 防虫ネットを設置する
- 風通しを良くする
- コンパニオンプランツを植える
- こまめに観察する
これらを組み合わせることで、アブラムシ被害を大きく減らすことができます。

ナスをしっかり守って、おいしいナスの収穫を楽しみましょう。




